日本共産党の志位和夫委員長は9日、国会内での記者会見で、10日に行われる予定の安倍晋三首相とトランプ米大統領による日米首脳会談について聞かれ、「会談の前から、向こうに言われる前から、“貢ぎ物”の目録作りをやっているというのが安倍首相の姿勢だ」と批判しました。
志位氏は、安倍政権が沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に伴う海上工事を県民の総意を無視して強権的に開始したことや、米国で70万人の雇用を生み出すとの計画が報じられていることを挙げ、「日本で正社員を減らしておいて、米国で雇用を増やすという。本当にやることが逆さまだ」と強調。「この姿勢ではトランプ大統領に言われるままに従属が深まっていくことにしかならない。厳しい警戒をもって注視していきたい」と述べました。