日本共産党の山下芳生書記局長は19日、ボーリング(掘削)調査の強行された沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、安倍政権が強行する新基地建設に対して抗議行動を続ける住民らを激励しました。
山下氏は、11月の県知事選を前にブイ(浮標)設置やボーリング調査など数々の民主主義を踏みにじる暴挙で基地建設の既成事実化を図る安倍政権の狙いを指摘し、「暴挙を重ねるほど県民の怒りに油を注ぎ、県知事選の最大の争点になる、あまりに浅はかなもくろみだ」と批判。
さらに山下氏は、政権の暴挙の前に、沖縄で保革を超えた新基地を許さない島ぐるみのたたかいが大きく発展していることを指摘。1960~70年代に発展した祖国復帰闘争で本土復帰を勝ち取った事実をあげ、「沖縄が島ぐるみで団結すれば、日米両政府の狙いを乗り越え、県民の願いが実現できることは歴史が証明している。本土に暮らす私たちも自らのたたかいとして力をあわせて頑張りたい」とのべると、座り込み参加者らは拍手や指笛で応えました。
ゲート前行動には赤嶺政賢党衆院議員も参加、あいさつしました。