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土曜日、母ちゃんは職場の懇親会でバーベキュー。娘も一緒に連れて行くというので父ちゃんは丸1日身体が空いた。
こりゃ、こんな暑い日には昼間っからクーラーのついた部屋でビールでも飲むかぁ、、、いえいえ私は渓に行きますよ(笑)!
こんなチャンスはめったにないからいつもの渓の上流に行くかぁ、今日は釣りは二の次にして来年の為の偵察や、、
上流に行くには山の斜面を高巻いて行くしかないのだが、コレがかなりしんどい、こんなこと行くのは相当のイワナバカや、あっ俺もかぁ、、
途中どこまで行ったらいいか解らなくなり適当に降りやすそうな所で降りたら降りる途中でこんなのを見つけた、、
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鉄砲の薬莢や、コレでシシかシカを仕留めたんかぁ、おとろしぃなぁ、、
降りた所は来たことが有るような無いような、何せ一年以上前に一回連れてってもらっただけだからわからない。しかしいかにも釣れそうや、蜘蛛の巣もいい感ず、とりあえず此処がどこかわからんで釣り下がってみると、小さいのが二匹釣れた、
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15センチと20センチと小さかったのでリリース
直ぐに堰堤が見えたので、引き返した、やっぱりあそこから釣り上がるのか、
しかし釣り上げたイワナを良く見ると何かオカシイ、変な虫がびっしり付いとる、、
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後で聞くと夏には当たり前に着いてるらしい、、野生動物の逞しさだろうが急流に揉まれ冬の寒さに耐え夏にはこんな虫に憑かれるのか、、お前は不憫な奴やな~、
元いた場所まで戻って釣り上がるといかにもという深い瀬から25センチが釣れた。
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ここまで上流にくると漁協の放流はしてないのでおそらく100パーセントどネイティブのニッコウイワナだと思うのだが、、、わからないが逞しい体型をしている。
ほどなく釣り上がると滝が現れた、いいイワナにも出逢えたし、もうこれ以上行けそうにないので納竿にした、イワナはこの一匹だけなので滝の下にリリースした。
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後からyajii氏に伺ったところこの滝の先がスタートだったらしい、なるほどどうりで距離が短いと思った、、
時刻は正午少し前、滝の下で昼飯にした、前日からキンキンに凍らせておいたビアが丁度飲み頃になっている、青空の下、滝のマイナスイオン、ちめたいビア、最高や、、これがプライスレスというやつや、、俺はこの一杯のために生かされているのや。
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何ガエルの子か判らないがオタマジャクシがいっぱいいた。捕まえたらイワナのエサになるのかな?
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しかし人生良い事もあれば悪い事もある、帰り道も地獄なのだが高巻いている時に危うく30センチくらいのマムシを踏みそうになった、やっぱりいるのか、、足まわりは咬まれても平気なくらい覆っているが、それでも肝を冷やした、車を停めた場所まで戻ってくると県外ナンバーの車が停まっていた、時間は午後2時前、晩御飯のおかずくらい欲しいとこである、しかしおそらくこの県外ナンバーが釣り上がっているだろう、、しゃーない、ひとつ下の堰堤で釣りするか、堰堤を少しづつ探っているとコツコツとアタリ、少しラインを送って完璧に喰わせてから合わすと乗った、おっいいアマゴや、これも25センチくらいか、、、って何やこの寸足らずは~!
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おまえ最後の背骨どこに置いてきたんや、、バリバリの放流アマゴや、食べる気にならんから喉掛かりやったけどリリースした、おまけに最後にはこんなのも釣れてしまった、、
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オワタ、キョウノツリ、オワタ、、、
フランスのある詩人がこんな言葉を残している、「釣りやギャンブルには必ず退き際というものがある、それをわからない人は人生の成功者になれない」(ウソ)
そうか、だから俺は人生の成功者になれないのか、、(ある意味本当)
いいイワナに出逢えたものの最後は変な魚を釣ってしまってテンションがかなり落ちてしまったが、、、
でもやっぱり釣りっていいね!
お
し
ま
い
。