小さい私
2015年02月02日 | 詩
甘えとか欲とか妥協?迎合 とかの間で
何よりも未熟さのせいで
できることはとても小さくて
早朝の寒さにさえ負けてしまいそうで
そのことにがっかりして
余計に負けてしまいそうになるけど
ため息にも似たあくびを噛み殺して
コーヒーを飲んで
私の中の暗い夜が
数時間も遅れてようやく
しらじらと明け始めるのを見逃さず
小さくても
できることがあることのしあわせを思い
手のひらの上の米粒をほめたたえる
あちらこちらから
ダメダメダメと張り手があって
とても小さくなってしまったけど
この小さい囲いの中で
かえって
押入れに閉じこもった子どものように
ぬくぬくのびのびしている心がある
薄汚れたビルの大きな扉の上に
ステンドグラスのような彩色の絵が嵌っていて
その絵の成り立ちも画家の心の風景も
いまなら深くわかるのだ
とブランコに乗っているような気持ちで思うのだ
どっちを向いて
何を願えば良いのかも
もうわからなくなってしまって
くうを見つめようとする顔を
無理矢理引き戻して
とりあえず目の前の作業に
たくさんの仕切りを置いて
小さく小さく
集中してみる
何よりも未熟さのせいで
できることはとても小さくて
早朝の寒さにさえ負けてしまいそうで
そのことにがっかりして
余計に負けてしまいそうになるけど
ため息にも似たあくびを噛み殺して
コーヒーを飲んで
私の中の暗い夜が
数時間も遅れてようやく
しらじらと明け始めるのを見逃さず
小さくても
できることがあることのしあわせを思い
手のひらの上の米粒をほめたたえる
あちらこちらから
ダメダメダメと張り手があって
とても小さくなってしまったけど
この小さい囲いの中で
かえって
押入れに閉じこもった子どものように
ぬくぬくのびのびしている心がある
薄汚れたビルの大きな扉の上に
ステンドグラスのような彩色の絵が嵌っていて
その絵の成り立ちも画家の心の風景も
いまなら深くわかるのだ
とブランコに乗っているような気持ちで思うのだ
どっちを向いて
何を願えば良いのかも
もうわからなくなってしまって
くうを見つめようとする顔を
無理矢理引き戻して
とりあえず目の前の作業に
たくさんの仕切りを置いて
小さく小さく
集中してみる