スーパーで活ホタテ
横縞にのびる雲の下を川に沿い
縦にのんびり歩いてきたのに
ずいぶん勢いがあるじゃないか
電車が四方八方からやってくる
鉄橋の下をくぐり
深海みたいな名前のラブホテルを斜めに見て
シロツメクサの繁栄と衰退の攻防を
金網越しに観察してみたり
この場合、繁栄が防御で衰退が攻撃になるのかな
橋を渡って新鮮なスーパー
ピカピカと明るくて
生活でいっぱいの
だけど夕暮れが
どことなく流れてくる
なんとなく木立の中の
芸術家の気分になり
野菜の間をさまよってみたり
モチーフを見つける
活ホタテ一枚百五十円
質感がすばらしい
海の生活を思い出させる
岩のようなざらざらした殻
表面に化石のようにくねくね
へばりついた白いヒモの模様
開きかけた口の中がトロリととろける
帰りも川べりを歩いた
誰かが大きな絵筆を動かし続けている
両手をさげ
のどを広げ
家を通りすぎ
ずっと遠くまで行ってしまった
横縞にのびる雲の下を川に沿い
縦にのんびり歩いてきたのに
ずいぶん勢いがあるじゃないか
電車が四方八方からやってくる
鉄橋の下をくぐり
深海みたいな名前のラブホテルを斜めに見て
シロツメクサの繁栄と衰退の攻防を
金網越しに観察してみたり
この場合、繁栄が防御で衰退が攻撃になるのかな
橋を渡って新鮮なスーパー
ピカピカと明るくて
生活でいっぱいの
だけど夕暮れが
どことなく流れてくる
なんとなく木立の中の
芸術家の気分になり
野菜の間をさまよってみたり
モチーフを見つける
活ホタテ一枚百五十円
質感がすばらしい
海の生活を思い出させる
岩のようなざらざらした殻
表面に化石のようにくねくね
へばりついた白いヒモの模様
開きかけた口の中がトロリととろける
帰りも川べりを歩いた
誰かが大きな絵筆を動かし続けている
両手をさげ
のどを広げ
家を通りすぎ
ずっと遠くまで行ってしまった
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