坂を上がって
川沿いの道に出てはっとする
羊羹のような深い暗い鼠色に
色んな色の明かりが川に長く延びていて
詩を書きたいと思う
書きたいことがたくさんある
ひとつの詩に書けることは限られている
とても分けることができなくて
心にぐいと打ち込まれた杭で
ひとつ引っ掛けるとずるずるずるずる
未分化の感情が引っ張りだされてくる
この川の流れ
大きくてもう流れには見えない
ゆらゆら無数の筋が揺れているだけの水面に
長く延びて映っている
色とりどりの明かりが
感情の間口をさらに押し広げて
川べりを歩いていると
ずっとずっと歩いていると
もつれた糸の端を握ったまま
向こう側へ渡ってしまった人のところへ
辿って行けそうな気がするのに
川沿いの道に出てはっとする
羊羹のような深い暗い鼠色に
色んな色の明かりが川に長く延びていて
詩を書きたいと思う
書きたいことがたくさんある
ひとつの詩に書けることは限られている
とても分けることができなくて
心にぐいと打ち込まれた杭で
ひとつ引っ掛けるとずるずるずるずる
未分化の感情が引っ張りだされてくる
この川の流れ
大きくてもう流れには見えない
ゆらゆら無数の筋が揺れているだけの水面に
長く延びて映っている
色とりどりの明かりが
感情の間口をさらに押し広げて
川べりを歩いていると
ずっとずっと歩いていると
もつれた糸の端を握ったまま
向こう側へ渡ってしまった人のところへ
辿って行けそうな気がするのに
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