おはようございます。早朝から失礼します。
色々考え過ぎて眠れない宇宙人店主エーコです!
昨日を持ちまして『行列ができる八百屋さん』のフランチャイズ店が閉店しました。
品揃えもディスプレイも価格もそれなりに頑張っていたし店員さんも感じが良かったのにとうとう辞めることになったようです。
結局、今どき野菜を初めから調理する人が居ないし、300円を超えるフルーツを買う人も少ないのだと実感させられる一件でした。
当店はと言えばもう何年も前から夏季の青果は店頭販売しておりません。
商品が傷むばかりで損しかしないから。
もっぱらネット販売のためのネットワーク構築に力を入れてきました。
お店はレストランとして、店頭には取扱商品のポスターを張り出し、冷凍商品を主軸にストックするという形式です。
もちろんご予約いただければ何でも入手可能です。
コロナのせいだと言う人もいますが、むしろコロナのおかげで売り上げはそこそこ良くなっています。
いわゆる巣ごもり消費というやつです。
地方都市では流動人口が減り店頭販売は極端に落ちていますが一方で全国的にはネット通販は好調なのでしょう。
先ほどのお店はネット通販はしていませんでした。
悲しいけれどこれが現実です。
飲食店もかなりひどい状況ですが当店の場合はお料理を全国展開できるようになりメーカーとして再出発する準備が整いつつあります。
規制の一部緩和のおかげですが、この流れは今後加速し『飲食の戦国時代』の到来を意味しています。
最終的には資本力の強い企業の一人勝ちになるかもしれません。
当店のような小さなお店は意地悪猫のトムから逃げ回るジェリーのように知恵を働かせ続ける必要があります。
こんなことを考えていたらとうとう眠れずにこんな時間になってしまいました。
「どんなに大きな企業も思考停止したら乗っ取られて潰れるのが落ちだ。どことは言わんが。」
「そうですね。そう考えると資本の大小にかかわらず考え続けることは必要ですね。」
「例えばお前は無性の鳥好きだが鳥のために良い事を考えることが苦痛か?」
「いえ、それは無いです。」
「商売だって、結局は商品を受け取るお客さんの生活の質の向上を願って働くんだから、鳥好きが鳥のために何が出来るか考えるのと何も変わらんだろ。」
「つまり『愛』が重要だと?」
「そうだ。商売と考えるから頭が先になる。愛だと考えたら心が先になるだろ。」
「そうか!頭が先だから『考え続けなければ生き残れない!!』と焦ってしまうのですね!!」
「そういうこと。心のままに仕事を通じて人を愛し続けることは疲れないし焦る必要もない。まずは金のことは横に置いとけ。そうしたら何を今するべきかがすっきり見えてくるもんだ。」
「そうですね!!見えてきた気がします!!」
「な?今は何をするべきだ?」
「はい!少し早いけど朝食をしっかり食べるべきだと思います!!」
「だめだこりゃ・・・」