こんばんは。
少しおセンチな気分の宇宙人妻エーコです。
時短要請後の日中はあまりにも流動人口が減ってしまいほぼ開店休業状態。
ネットショップはそこそこ稼働してますがこのままではじり貧が見えてます。
「どうすれば売り上げが上がるのでしょうか?」
「またそれか。目で見るから見えないんだよ。心で見れば見えて来るもんだ。」
「また禅問答みたいなお話ですか?」
「そもそも売り上げさえ上がれば何をしても良いのか?」
「犯罪にならなければ良いのでは?」
「じゃあ聞くがお前に何度言っても料理を作り続けることは可能なのか?」
「結局諦めました。」
「だろ?お前も生産に参加すれば今とは違う世界が広がると分かっていても続けられないだろ?」
「・・・はい。」
「続けられもしないことを売り上げのために考えるのは時間の無駄だ。」
「でも新人さんの給料をどうひねり出せば良いのか分かりません。」
「人にはそもそも『天命』があると俺は考えている。」
「店名ですか?それなら『旬の逸品 石川』とか『八百屋レストラン洗濯船』と言うのが既にありますけど。」
「お前分かっててわざとボケをかましてるだろ。天の命で天命だ。」
「それは地球人のお話ですよね?私のような宇宙人はどうすれば良いのですか?」
「この宇宙を想像した神様は宇宙人にも等しく天命を与えたもうたのじゃ。」
「何かが降りてきましたか?」
「例えば俺の天命は『誰かを元気にするために情報や物や人を繋げる』と言うものだ。いままでずーーーーーっとこの生き方なのはお前が一番知ってるはず。」
「確かに損得まるで無視の暴走借金列車のごとく人のために突っ走ってきましたね。」
「借金は余計だ。そんでお前はといえば、どんな疑り深い人でも一瞬で心開かせる特技があるよな?」
「自覚はありませんが私の周りにはなぜか善人ばかりが寄って来てるのは分かります。」
「お前の天命は『包み育む』だ。」
「なるほど!そう言われればそんな気がしてきました。」
「この天命に沿って商いを展開すれば他の人から見れば困難なことでも俺たちには普通の事のように事業を展開できるんだよ。」
「まずは『包まれ育まれたい』人を探し、次にその人の更なる成長のために『もっと元気になる人・物・情報を繋げる』ことが本来の俺たちに与えられた天命だと俺は考えてる。」
「そうか!お金儲けの前にまずは天命を受け入れ、神様が応援したくなるくらい人事を尽くすことが先決と言うことですね!?」
「ようやく腑に落ちたな。で、まずは何から始める気だ?」
「はい、まずは仕入れた商品を包んで冷凍熟成するので田子作主人が元気になる料理に人・物・情報を繋いで加工してください!!」
「俺の負担の方がめっちゃ多いだろうが!!そもそも『冷凍熟成』って育んですら無いぞ!」
「私が包んで育んでいるのは本当は『田子作主人』かもしれません。なので残りは全てお任せします!!私を元気にするように色々繋げてくださいね!」
「結局のところ他力本願じゃねぇか!!」