異文化異聞記

異文化に絡んだつれづれをつづる記録。

Undying Love

2011-05-06 19:37:13 | Weblog
地震直後、FACEBOOKに海外から安否確認が送られてきていたのだが、その中に既に10年音信不通になっていた昔の同僚、カルちゃんのメッセージがあった。

大昔に取得したインドネシアのプレスビザをFACEBOOKのアイコンにしているので、昔からの知り合いは簡単に見つけてくる。で、最近、彼の投稿を目にするようになった。コロンビア系アメリカ人で心臓外科医の父親と専業主婦の母、ルイス、ベロニカ、モニカという兄弟姉妹の6人家族。敬虔なるカトリックで、日本にいたときも毎週カソリック教会に通っていた。育ちの良さがささいなことでも良く分かるナイスガイだったのであるが、或るとき深刻な顔で相談をされた。内容は、「日本人の女性に恋してしまった。どうしたらいいだろう?」

相手が誰かを知っていたし、総合的に判断してこのカトリックに根ざしたラテン系と上手くいくのは、完璧に相手の宗教色に染まることのできる素地のある人でないと無理というのが正直な感想。自分のやりたいことを仕事にしてある程度の成功を収めてきた大人の女性に職をなげうってアメリカについて行き、おまけにアメリカのスペイン語のコミュニティでこの良家のお坊ちゃまの奥様に納まるというのは、かなり無理がある話だ。

で、犬も食わないアドバイスを(英語で)「んー。傷が広がらないうちに辞めたほうがいいんじゃないかなー。心を動かされた女性は弱くなるから、いずれ彼女を傷つけると思う。」

で、猫も食わない返事が返ってきた(英語で)「でも、恋してしまったんだ。」

こういう件にアドバイスを求めるのは、自分が感じていることを表明し確立しちゃいたいからで、返事は聞いていないのが普通である。

そして、それは文字通りの情熱的な恋愛となった。

最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。