みすきのぶろぐ

役者「みすき康人」です。活動報告や宣伝、日々思った事、感じた事、社会問題その他あれこれを超不定期的に綴っています。

【うどん屋日記】最終回~うどん屋バイト最後の日

2010年10月18日 | うどん屋日記
10月15日(金)
そしてバイト最後の日が来た。

もちろん最後だからといって、とりたてて何がある訳でもなくいつもの様に出勤し、いつもの様に着替えて店に入る。

この日は洗い場を担当したが、忙しい時間と暇な時間が交互にあり、やっと片付いたと思った途端に下げものが溜まりだし、落ち着かなかった。

人手が少ないのは相変わらずで、実際あと一人いれば店内は上手く回るのに…と何度思った事か。
洗いものをしながらレジをうつ。お客が混むとレジにかかりきりになり洗いものが溜まる。狭い下げものスペースがすぐにイッパイになってしまい、その都度夜間責任者の女性がカリカリする。
「下げ場がイッパイで、お客様が下げられないわよ~」

それは死ぬほど判っているが、「並んで会計を待つお客さんを待たせる訳にはいかないでしょう?」
そう何度、出掛かった事か…。

その内に閉店の時間になり、片付けが始まったが、最後の最後まで、パタパタ煽られてしまっていた。

疲れた…。


同じ煽られるなら、カウンター内の狭い厨房で煽られるより、ホールでの料理出しを煽られた方がいいな。


今回のバイト選びは正直、失敗だった。
もちろん、店には店のやり方があり、そのやり方で皆働いているのだから、それに関して店を非難するつもりは全く無い。

ただ、みすきには合わなかっただけの事。仕事覚えも悪かったし…。

次の平日バイトは、ちゃんとホールの仕事を選ぼう。
そう思いつつ、帰りの支度を済ませ、結局いちばん世話になった女性責任者始め他の皆さんに挨拶をし、店を後にし、終電一本前の電車に乗った。
日課となってしまった外での缶ビール呑み…自称「ゴールデンタイム」のビールも、いつもよりホロ苦い気がした。

最後まで店名は明かさなかったが、某チェーンうどん屋の皆さん、お世話になりました。本当に使えないヤツですみませんでした。

みすきは次で、頑張りま~す!






おしまい。



【うどん屋日記】その7~ようやく伝えた辞意

2010年10月14日 | うどん屋日記
10月も半ばになろうとしているのに、その後なかなか店長とは会えず仕舞だった。途中ニアミスはあったが、辞める事を伝える雰囲気ではなかった。

しかし、このままではイケないと今日の昼間、外回りの途中でバイト先に寄る事にした。
ランチタイムも終わり一段落した店内に店長の姿は無かった。
もうこれ以上先延ばしにする事も出来ず、事務所に貼ってあった店長の電話番号をメモる。
本当は会って直接伝えたかった…常識的にもそうするべきだったが、こちらもそれ程ヒマではない。

車の中から電話をすると、程なく店長が出た。
簡単な挨拶のあと、ようやく「バイト辞めたい」と伝える事が出来た。

ホッ…

話の中で当然のごとく、辞める理由を聞かれたが「一身上の都合」では流してもらえずに焦った。しかしそれよりも「なぜ辞めるのか?」の問いかけに上手く答えられなかった自分に驚いてしまった。
店長としては人間関係の不和かと気にしていたが、それは否定した。
まあ、バイトを始めた初日からの「違和感」を話していたらキリがないので、「仕事がなかなか覚えられず、この先続けていく自信が無くなった」という理由に落ち着いた。

そして、雇ってくれた事への感謝と期待に応えられなかった事への謝罪を伝えて電話を切った。

じわじわと肩にのしかかっていた重荷が取れたようで気持ちがずいぶん楽になった。

これで残るシフトはあと2回。
手を抜く事なくやり遂げよう。
とりあえず今夜あるし…。





【うどん屋日記】その6~10月に入ってふと振り返る

2010年10月07日 | うどん屋日記
あっという間に10月になった。
この間にシフトは徐々に当初の希望通りになってきて、そこそこの時間数を働くようになっていた。
そんな状況下で今更ながら思うが…。

そもそもこの「うどん屋日記」シリーズを始めたのは、あるオヤジ(みすき)が平日のバイトを始め、乏しい記憶力や、動かない身体に鞭打ちながら失敗や苦労を繰り返しつつも、ついには一人前に仕事が出来るようになった時の…ハイおめでとう!これからも頑張ろうね~!と「成長記録」のつもりであって、よくある「裏ネタバラし」をするつもりなどは全く無かった。

だから内容的にも
今よりもっと前向きな…不安も感じながらも希望に満ちたものになるハズだった。



まあ、結果的にこうなってしまったのは仕方ないが、今後こんな気持ちで仕事を続けるわけにもいかない。

やはり辞める事にした。

しかし、店長が昼間しかいないようなので、なかなか辞意を伝えられない。とりあえず、先日の水曜に入った時に、自分のシフト希望を全て消しておいた。これで何らかの意思表示は出来るだろう。あとはなるべく早く伝えない

【うどん屋日記】その5~そしてさらに一週間

2010年09月23日 | うどん屋日記
そして、また次の金曜が来た。
前回のバイトが終わってからも「辞めるモード」は変わらず、週明けに発行されるバイト求人誌を読んだりもしたがいい求人は無く、この日を迎えてしまった。
やはりテンションは下がったまま。

この週の頭に提出するハズの検便も出さず仕舞いで、話によると未提出の者は翌月のシフトに入れなくなるとの事…ちょうどいいかな…などと思いつつ事務所に行くと最終期日と共に、しっかりと名前が貼り出されていた。こりゃ何にせよ提出しなきゃ駄目か。

少し早く行ったので、入り時間までの間にシフトを確認する。

お…増えてる。

これまで週一日だったのが、来週は週二日になっている。
う~ん…どうせなら週一日のままの方が辞めやすかったのにな…。

人数は5人に増えていて、比較的ヒマだったので、みすきはホール側での仕事に回された。そのお陰で汗をかく事も無く、仕事的には楽だった。ただ、キッチンの中が忙しそうなので手伝おうとしても「中に入らなくていい」と言われるのはツラい。これは、みすきが使えないからではなく、この店の「ホール」は、そういうものなのだそうだ。

それからゴチャゴチャと忙しくなったり、片付けをしたりでこの日は終わった。
自己申告しないと希望時刻に上がれないのが面倒。まだ他の人たちが閉店作業中、一人先に上がる…申し訳ないす(^_^;)

しかし…ここは、仕事がなかなか覚えられない。
他の人のやっているのを見て覚えたくても、あまりにパタパタしていてそんな余裕が全く無い。

おそらく、みすきはもうすぐ「使えないオヤジ」のレッテルが貼られるかもしれない。

みすき的にも、ここの仕事に対して「ちょっと違うな」感はまだ拭えていない。


続く





【うどん屋日記】その4~一週間振りのバイト

2010年09月19日 | うどん屋日記
そして金曜日が来た。

こういう日に限って、本業の方が忙しくなり、一時は遅刻するようになるかとも思われたが、週末渋滞にも負けずに何とかいつもの時間に上がる事が出来た。

サッサと着替えて定時で入店する。
店員は、みすきを含めて4名。これまでは5名以上いたのに。狭い調理スペースに6~7人がひしめいていたので、客席側から見たら、やけにスカスカに感じた。
さてこの人員削減が業務にどんな影響を及ぼして来ているか…みすきは当然まだ知らなかった。そしてその「影響」が、みすきにでさえも、これほどハッキリと見られるとは予想すらしていなかった。

この日の4人の主な担当は
1)麺ゆで、商品出し
2)天ぷら揚げ
3)レジ、洗い場
4)麺切りや各補充と1のヘルプ
…になっている。

しばらくの間はお客も少なく、比較的順調に回っていた。みすきは主に麺切りを担当。先週の感触を思い出しながら、ひたすら麺を伸ばし、切っていた。
しかし突然、店が混み始めた。みすきは麺切りもそこそこに商品出し…トッピングを手伝い、洗い物をし、挙げ句レジまで打つ事になった。
「こうして、こうして、こう」
操作方法を教わったのは、わずか15秒。確かに簡単だったが、そこは「初レジ」。カウンターには会計待ちの長い列が出来てしまった…でも、決してレジが遅かったせいではない、と自己弁護してみる。

そんな中で、洗い物は溜まるわ補充ものは無くなるわ、麺は無くなるわの大騒ぎ。女性責任者は、みすきを呼び処理させようとするが、生憎レジで手一杯。会計を放り出して手伝う訳にもいかず、間違いのないように必死に対応していた。

気付くと、先ほどのヒマな時間に1人が休憩に入っていたため、3人でやっていたのだ。

無理じゃん、これ…。

ただでさえ慣れていないのに、週1の身体は忙しさに全く対応出来なかった。

疲れた…。

まだ片付けの残る23時30分、終電が危ないので、みすきは上がった。
金曜日…この日以外も、こんな営業をしているのか…?
着替え部屋に往復の途中も、テンションが下がりまくっている自分がいる。

やっぱ無理かな・・・?
もう一度、考え直てみよう…。


そんな思いを抱きつつ終電に乗る、みすきでした。


続く




【うどん屋日記】その3~下がったテンション

2010年09月17日 | うどん屋日記
数日後。
夜間の時間では捕まらない店長に、シフト減少の説明を聞くために昼間の時間に店に寄った。もちろん、忙しいランチタイムは避けて3時過ぎの「アイドルタイム」に。

そこで、従業員全員に渡されるハズの「通知」をやっと渡され、読み終わってから店長からの説明を受けた。
話は簡単『売上が悪いから、人件費を削る』と言うこと。もちろん業務中の経費…水道代などにも気を付けてくれ、との事。

いや…それは解るが、こちらの収入減はどうなるんだ?とも問いただしたが「状況を理解して協力して欲しい」との回答。加えて「既に売上減少に対する対策は始めていて、その効果も出始めているので、早ければ来月辺りには人数を増やせるかもしれない」という希望的観測ももらった。

う~ん…。

店長の話は決して突き放すものではなく、一応説得力もあった。それだけに、みすきはかえって困ってしまった。話の内容次第では、その場で「辞めます宣言」をするつもりだったが、話をしている内に「仕方ないか感」が強くなってしまった・・・ここで、みすきの悪い意味での「お人好し」が出てしまうんだなぁ・・・。

そして結局、その場では「態度保留」にした。
とりあえず、週1のシフトに甘んじる事にした。しかし、バイト開始早々に付いたアヤはいまだに消えず、内心は忸怩たる思いが残る。
店長は、近いうちにはシフトの回復は出来るだろうとは言っていたが、店の売り上げが落ちるたびにシフトを減らされていたのでは、こちらがたまらない。


このままでいいんだろうか?


とりあえず次の金曜日はバイトに入るが、この下がり切ったテンションでは他の人に迷惑がかかる。また、そんな状態で続けていくのは、みすきとしてもツライものがある。でも・・・次が決まっていないしなあ。
そう思いつつ、コンビニでバイト求人情報を手にとっているが、みすきが応募出来るような求人は、まだ、無い。


続く。




【うどん屋日記】その2~状況一変・・・今どきマジすか?

2010年09月13日 | うどん屋日記
それからの話。

バイトを初めて約二週間。週三日勤務なので6回ほどが過ぎた。覚えの遅いみすきだが、仕事を少しずつ覚え、現場の暑ささえ堪えれば何とかなるかな…と思い始めて来た頃、シフト提出の締切に遅れ、一週間まるまる休みになってしまった。無理を言って1日だけ入れてもらった。こりゃ結構シビアだなぁ… と思ったが、自分の責任だし仕方ない。
そしてその翌週、昼間の仕事の関係で遅刻しそうだった為、前もって連絡をしておこうと店に電話を入れた。

電話に出たのは例の女性責任者。
「仕事で遅れます」と伝えると
「今日はシフトに入ってないわよ」との応え。

え…?
そうだっけ?

そんなハズはない。
先週ちゃんと確認したはずだ。何故かその次にも入っていなかったが、まあ…シフト表に入っていないなら仕方ない。みすきは半分ホッとしながらも、仕事帰りに立ち呑みに行ってしまった。

そして今度こそ出勤日。
着替えて少し時間があったので、狭い事務所で今後のシフト表を確認してみた。

え…?
何、これ?
おいおい!
週1日しか入ってないじゃん!


責任者の女性に聞いてみると、人件費削減のため、一日に入る人数を減らした…との事。

ふざけるな!
週1日なんて金にならないし、第一仕事だってなかなか覚えられないだろうが!勝手に決めるなよなぁ・・・。


みすきだけでなく、全員が出勤日が激減したり、労働時間を減らされたそうだ。
シフト表を見ると、みすきが本来入るハズの曜日に名前はあるが、赤文字で修正されていた。もちろん他の人の所にも多数の赤文字…。

こりゃ、ダメだ。
やる気が一気に無くなってしまった。
こんな事をするんなら、最初から募集なんてかけるなよ~!
これでは不安で働けないし、人数が減ったら営業の現場がかなりキツくなるのは
、新入りのみすきにさえわかってしまう。


みすきだって、ボランティアでバイトに来ている訳ではないので、出勤が週1日なんて意味がない。それ以前に、バイト採用時には「週3日勤務」でキチンと契約書を交わしているのはどうなるんだ?
明らかに「契約違反」だよな…こちらには落ち度は無いハズなので、完全に店側の非だろう。
今どき、こんないい加減な事をする会社があったとは驚きだし、大きなチェーンだからと安心していたみすきも甘かった。


とりあえず、まだ店の責任者…店長とは話をしていないし、それ以前に店の責任者からキチンと説明があるべきだろう。

「辞めてやる」

この言葉を胸に、週明けに早速バイト求人誌を手にするだろう。またバイトを探すのは大変だが仕方ない。

まずは責任者からの説明を聞かないと。
それ如何によっては、しかるべき公的組織への相談・報告もやむを得ないだろう。


それらの経過は、またここで…場合によっては店名・企業名も曝しながら…報告したいと思う。





【うどん屋日記】その1~初日の感想

2010年08月18日 | うどん屋日記
8月16日(月)
今日からバイト生活の再開。

予定の時刻に店に行く。
もちろんまだスーツ姿のままだ。カウンターに並ぶお客の間から中で働く先輩に声をかける。
「すいません、今日からお世話になるみすきですが店長さんいらっしゃいますか?」
…が、その人は「え…何?」と言った表情。
ああ、新人が入る事を聞いて無いんだな、と思い別の人に声をかける…が、この人もキョロキョロしているだけ。

あれれ~?

また別の人に声をかけ、しばらくして現れたのは年配の女性。どうやら店長はいず、この人は夜の営業の責任者のようだ。
その人に連れられて更衣室へ。その「更衣室」は店から結構離れていて、歩きだと往復20分ほどかかる。もちろんその間は無給。おいおい…この時間、無駄だなぁ。

そんな事を思いつつ、着替えて店に戻る。その間その女性にシフトの事や何やらを聞いて来たが、それは全て面接で話した事。間を保たせるための会話ならいいのだが…どうもそんな雰囲気ではない。面接した担当者から引き継ぎ、というか業務連絡で伝わっていないのかな?
そう考えると、一抹の不安がよぎる。

初日なので、さすがに通常業務には就かせず、店の心構えや設備に関する注意事項などの説明を受け、その後はメニューを覚えるためにホールに掲げてあるメニュー表を眺めていた。
お客さんは絶えず入って来る。みすきはホールに突っ立っていても「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の声は忘れない。この辺は慣れている。

初日は基本的に「見学」という事で、カウンター側に入っても先輩たちの作業見ているだけだったが、その内に忙しくなり、気付くと洗い物の手伝いをしていた。ただ見ているより、雑用でもしていた方が100倍いい。

やがてバイトを上がる時間になる。まだ初日なので、早めに上げてくれた。

パソコンで退勤処理をし例の更衣室への往復をする。
店に戻り更衣室の鍵を返却して初日終了。
感想としては、覚える事がたくさんありそうで不安だけど…まあ何とかなるかな?といった所。

さてさて、これから頑張れるか、俺。


続く。




【うどん屋日記】序章~バイト採用される

2010年08月10日 | うどん屋日記
◇はじめに◇
去年の8月、それまで約一年働いた某ファミレスが閉店。本業の仕事の忙しさもにかまけて、その後は応募したりしなかったりとグダグタな状態になっていた。
しかしその本業の方の収入が激減。マジでかなりキビシイ(ヤバい?)状況になってきたため、再度一念発起したみすきは、平日バイトを再開する事にした。

…とは言っても、みすきは正直若くない(泣)。毎週発行されるバイト求人フリーペーパーを読み続けてきたが、なかなかいいバイトはなく応募しても不採用続きだった。

しかし地道な努力はしてみるもので、今回、ようやく某うどん屋チェーンでの採用が決まった…しかも面接即決(わ~い)。
こうして、みすきは再び平日バイトをする事になった。
しかし、昔ラーメン屋で働いた経験はあるが、うどん屋というのは全くの未経験な業種。

はたして、みすきは使い物になるのか?それ以前に、みすきの体力は大丈夫なのか?生きて帰れるのか~!
その辺りを、これからここで不定期につぶやいて行きたいと思う。

これは、「生き急ぐアマチュア役者」みすき康人の、成長と苦悩の記録である

なんちゃって (笑)