今月初め、数年前まで関わっていた所沢市の劇団が小公演をやるという案内を貰っていたので、観に行ってきた。
公演のテーマは「王様の耳はロバの耳」。自分がいた時に書いたミュージカル台本をダイジェスト版にて上演するというので、案内を貰ったときから実は密かに楽しみにしていた。そしてMCでこの作品が本公演で上演されたのは10年前になると聞き、改めて時の流れの速さに驚いてしまった。
舞台上には懐かしい顔、知らない顔が半々位かな、がこれまた懐かしい台詞や歌を歌い踊り、あっという間に時間は過ぎてしまった。こうして客席で肩肘張らずにここの舞台を観たのは初めての事かもしれないな、などと気付きながらホールを出て帰途につく人の列に並びながら思い出す。
その昔、まだ自分の中に沸々と湧き上がる「それ」があった頃。夢中になって芝居に励んでいた頃があった。昭和の演劇青年のご多聞に漏れず、仲間と酒を飲みながら演劇論その他を一晩中語ったこともあった。その後、立場がちょっと変わってからは、この劇団を少しでも地域で有名にしたい、メンバー集めや資金面を何とか楽に出来ないかと日々考えていた頃もあった。
しかしある時、そんな自分史を全て捨てざるを得ない出来事があり、決意もあり、そして湧き上がっていた「それ」はすっかりと干上がってしまった。
そんな事もあったな・・・と客席の階段を数段降りるわずかな間に思い起こした。そして確か数年前に建替えられとてもキレイになってからは初めて来た、この公共施設ホールの客席をぐるりと一周り見渡した。
「いいなぁ・・・」
さっきまで舞台上で元気に踊り歌いしていた出演者の姿を思い出し、そしてこのキレイなホールを見てため息をついてしまった。
何だかんだと理屈をつけてもケツ捲くって逃げたのは自分の方、その負い目が消えることは無い。今日この公演を見終わってそしてお見送りの出演者と久々に話をして「また機会があれば、何かの形で関われたらいいな」という思いが沸いてきたことを否定はできない。
ただ・・・今はどうしてもその「環境」が許さない。気にするなと言ってくれるけど、やっぱり無理。自分が出演者として表に出ることは絶対に許されないだろうし、自分もそんな環境ではすぐにダメになってしまう。
そんな自分に先日、ある企画が持込まれた。ハッキリ言って「渡りに船」な話だった。自分はこの企画にドッカリと乗り、これまで持ってきていた後悔のような思いを解消する事にする。そのためのエネルギー補給のための観劇でもあった。
そして、起動するだけのエネルギーは確保できた。そして継続するためのエネルギーを時々充填しに行く事の許可も得た。
年単位の話になるかもしれない。
さてさて、自分は古巣に錦を飾ることが出来るのだろうか?
それまで自分は生きているのだろうか、それまで%#◆※〇は●◎◇§&£$@□△?(自粛)
ちょっとだけ、将来が楽しみになる、そんな観劇&近況でした。
公演のテーマは「王様の耳はロバの耳」。自分がいた時に書いたミュージカル台本をダイジェスト版にて上演するというので、案内を貰ったときから実は密かに楽しみにしていた。そしてMCでこの作品が本公演で上演されたのは10年前になると聞き、改めて時の流れの速さに驚いてしまった。
舞台上には懐かしい顔、知らない顔が半々位かな、がこれまた懐かしい台詞や歌を歌い踊り、あっという間に時間は過ぎてしまった。こうして客席で肩肘張らずにここの舞台を観たのは初めての事かもしれないな、などと気付きながらホールを出て帰途につく人の列に並びながら思い出す。
その昔、まだ自分の中に沸々と湧き上がる「それ」があった頃。夢中になって芝居に励んでいた頃があった。昭和の演劇青年のご多聞に漏れず、仲間と酒を飲みながら演劇論その他を一晩中語ったこともあった。その後、立場がちょっと変わってからは、この劇団を少しでも地域で有名にしたい、メンバー集めや資金面を何とか楽に出来ないかと日々考えていた頃もあった。
しかしある時、そんな自分史を全て捨てざるを得ない出来事があり、決意もあり、そして湧き上がっていた「それ」はすっかりと干上がってしまった。
そんな事もあったな・・・と客席の階段を数段降りるわずかな間に思い起こした。そして確か数年前に建替えられとてもキレイになってからは初めて来た、この公共施設ホールの客席をぐるりと一周り見渡した。
「いいなぁ・・・」
さっきまで舞台上で元気に踊り歌いしていた出演者の姿を思い出し、そしてこのキレイなホールを見てため息をついてしまった。
何だかんだと理屈をつけてもケツ捲くって逃げたのは自分の方、その負い目が消えることは無い。今日この公演を見終わってそしてお見送りの出演者と久々に話をして「また機会があれば、何かの形で関われたらいいな」という思いが沸いてきたことを否定はできない。
ただ・・・今はどうしてもその「環境」が許さない。気にするなと言ってくれるけど、やっぱり無理。自分が出演者として表に出ることは絶対に許されないだろうし、自分もそんな環境ではすぐにダメになってしまう。
そんな自分に先日、ある企画が持込まれた。ハッキリ言って「渡りに船」な話だった。自分はこの企画にドッカリと乗り、これまで持ってきていた後悔のような思いを解消する事にする。そのためのエネルギー補給のための観劇でもあった。
そして、起動するだけのエネルギーは確保できた。そして継続するためのエネルギーを時々充填しに行く事の許可も得た。
年単位の話になるかもしれない。
さてさて、自分は古巣に錦を飾ることが出来るのだろうか?
それまで自分は生きているのだろうか、それまで%#◆※〇は●◎◇§&£$@□△?(自粛)
ちょっとだけ、将来が楽しみになる、そんな観劇&近況でした。