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箱根そば

2013-11-06 00:05:13 | 戯言
箱根そばと言う立ち喰いそば屋が職場の近所にあって、今日の昼食を考えあぐねた足取りで寄ってみた。

まぁ、何度となくこんな感じで利用しているんだけど…

海老天そばにコロッケをトッピング(コロッケのサービス券があったもので…)

で、立ち喰いそばと言いながら、壁際には椅子を据え置いたカウンター席があって、空いていた一番右端の席で食する事にして、そばに七味を振り掛け、割り箸を割り、一口ズルズル~っと。

コロッケもひとかじり。

この店のコロッケは、カレー味で好きだったりもして。(カレーそばにトッピングすると、鬼に金棒です…余談)

そんな中、左隣の客が席を発ち、間髪入れずによれたスーツ姿の親父が着席した。

たぬきそばとおにぎりを携えて。

その親父が割り箸を割り、そばを掴み、ならす様にそばを持ち上げて空気に晒してはもどし、また晒してはもどしを2~3回繰り返す。

誰もがやる仕草に違和感を感じて、何だろか…と思ったら、その親父は左利きだった。

私も左利きなので、右利きの人が隣で同じような仕草をしたら肘がぶつかりそうで気が気ではない。

…なるほど、今日は気にせずにそばを喰えるな、と安堵していると。

と、と、その親父、右肘をテーブルについて傾きながらそばを喰い始めた。

隣の客、詰まりは私にはお構い無しで、肘と肘の鍔迫り合いもどこ吹く風な面で。

仕方なく壁際のもっと壁際に追いやられながら海老天をかじると、隣から、ズルズルとそばをすする音の後に、クチャクチャ下品に食む音が聞こえてくる。

耐えきれん!
と思いながら、横目で親父を見ると、傾きながらどんぶりにかじりつく体制でそばを喰っていた。

こんなに綺麗な犬喰いは見たことがないほど下品。

私は諦め半分で、黙々とそばを食べることに集中していると、今度は隣の親父からシャカシャカベリベリ音が聞こえてくる。

えぇ~、次は何?!

と、目をやると、おにぎりのラップを手順を無視して引きちぎる親父が目に飛び込んでくる。

おにぎりが、海苔弁を手で掴んだ様な形状になっているにも関わらず、そのまま頬張る。

…ダメでした。

ギブアップ

…負けました。


海老1尾と、そば半分残して退散です。



で、思った事。

行儀や礼儀の作法は大切だな…っと。

この期に及んで。

私もいい歳してなってはいないけれど、『人の振り見て我が振り直せ』は、心の基礎の頁に記して、事ある事に、読み返さないといけませんな…と。

行儀や礼儀の作法だけではなくね。

常日ごろ、感じ取れる全てを、冷静に、客観的に考える事は必要ですよね。


自分のためにも、誰かのためにも…



本日一日のお仕舞いに、そんな事を考えておりました。