高野山に行こう。
高野山に行くには南海電車とケーブルカーを使うのが一般的なアクセス。
しかし、アドベンチャーに目覚めた男はそんなものは使わない。
いにしえより先人たちが歩いた道を徒歩で登らなければならない。
「どうぞご勝手に」
本日のコース
今回は世界遺産「高野山町石道(ちょういしみち)」を歩いて高野山に登る。
南海九度山駅→慈尊院(町石道起点)→高野山大門→高野山根本大塔
の約22キロのコース。所要時間はマップによると6時間半。帰りはケーブルで下山し、南海で大阪へ。
ちょっと自宅でばたばたしてたので出発が遅れた。南海九度山駅(標高94m)に到着。11:30スタート。
こちらのブログには記載してないが、5月にも九度山周辺は一度歩いている。
ゴール予定時間は18:00。ちょっと遅いか。高野山に入れば暗くなっても困らないからいいか。電車は遅くまである。
今日の装備
スーパーで買ったいつも使用しているデイパック。
中身は雨具(合羽、折畳傘)、タオル2本、着替え(シャツ2枚)、ハンドライト、
水ペットボトル1本、象印タフボーイ(麦茶)、食べないが食料(おにぎり2つ、フィッシュソーセージ)など。
格好はアウトドア用ズボン、Tシャツ、麦藁帽子、軽トレッキングシューズ(靴下もトレッキング用)。
先日の富士登山で吸汗速乾素材の効果は体感したが、あえて綿100を着用。汗で濡れたら着替えればよい。
帰宅したときに汗が搾れるほどになったシャツを見せてドヤ顔をするのが密かな楽しみになった。
日頃まったく運動をしなかった私である。今度の趣味は我が家でもまずまず評判は良さそうだ。
約2キロ歩くと、慈尊院(じそんいん)と丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)。いずれも世界遺産。
神社の石段の中ほどに180町石(ちょういし)がある。
高野山根本大塔からの距離が180町あることを示している。ここが町石道の起点となる。
高さ約3m。この石柱が1町(109m)ごとに高野山まで続いて立っている。
もともと弘法大師が木製の卒塔婆を立てたのが朽ちたため鎌倉時代に石製に付け替えられた。そのほとんどが当時のもの。
12:30。スタートから1時間。まだ起点のまま。丹生官省符神社拝殿と179町石。
いろいろ見ていたらなかなか出発できない。180町は約20キロ。コースマップでは休憩は入れずに6時間。
いよいよ厳しい時間になってきた。今回のコースは途中でリタイアするルートもあるが、とりあえず出発だ。
コースは木陰かと思ったらそうではなかった。
13:13。164町石。始めのほうは山の斜面の柿畑のなかを登っていく。たまらない暑さ。
13:20。道が山道に変わった。トレッキングシューズを履いているのでなんなく進む。
相変わらず日差しを直に浴びている状態。すでにシャツは汗でびしょびしょ。
もうペットボトル1本を飲み干してしまった。残りは水筒の800のみ。この先、自販機はありそうもない。
13:23。雨引山分岐を通過。コースマップ通りのタイム。ここあたりから林の中に入る。助かった。
林の中ならそれほど暑さは感じない。一汗かいたせいで体が目覚めた感じだ。すこぶる調子がいい。
13:58。144町石通過。36町(1里)ごとに里石も置かれている。手前が里石。
珍しいものだから150くらいまでは町石をひとつづつ探しながら歩いていたが、きりがないことにようやく気付く。
できれば暗くならないうちにゴールしたい。ちょっと歩くピッチを上げよう。
驚いたことにどんどんピッチを上げることができる。ゆるい登りくらいではなんともない。
14:11。六本杉峠(550m)に到着。ここから町石道をはずれて世界遺産の丹生都比売神社を通るルートも選択できるが、
30分以上のタイムロスになるので今回は見送り。5分休憩。
14:42。古峠に到着。最初のリタイア選択地点。70分で南海上古沢駅に行くことができる。体の調子もいいしGOだ。
14:49。二ツ鳥居(640m)。なぜか山の中に鳥居が二つ並んでいる。
15:08。これまたなぜかゴルフのティーグランドが出現。ゴルフを楽しむパーティーと少し会話。5分休憩。
道はよく整備されていて歩きやすい。岩がゴロゴロしたところが続くところもあるのでトレッキングシューズは必要。
15:49。笠木峠(550m)に到着。リタイア選択地点。70分で南海上古沢駅に行ける。コースマップではゴールまで3時間弱。
16:29。あれ?車道に出ちゃったよ。高野山矢立口(標高500m)。ありがたいことに自販機もある。10分休憩。
60町石は国道脇に。ここが最後のリタイア選択地点。40分で南海紀伊細川駅に行ける。大門まで2時間。
16:40出発。マップのタイムだと大門到着時間は18:40。ここは18:20には到着したい。ここからは最大戦速だ。
なんてこった!本格的な登山道じゃないか。しかし泣き言は言ってられん。やると決めたらやるんだ。
18:12。最後の登りをヘロヘロになりながら駆け上がり高野山大門(標高849m)に到着。
ここがゴールではない。まだ7町石を過ぎたところ。あたりは暗くなり始めている。
1町石は壇上伽藍の柵の中の暗がりにあった(1町石はなかなか見つけられなかった)。そして、金堂に到着。
18:20。本日のゴール、根本大塔に到着。なにやらポップスのライブが行われていました。
帰りはタクシーに乗ってケーブルカーの駅へ。歩いた距離はいつもの2倍くらい。さすがに疲れましたわ。
高野山に行くには南海電車とケーブルカーを使うのが一般的なアクセス。
しかし、アドベンチャーに目覚めた男はそんなものは使わない。
いにしえより先人たちが歩いた道を徒歩で登らなければならない。
「どうぞご勝手に」
本日のコース
今回は世界遺産「高野山町石道(ちょういしみち)」を歩いて高野山に登る。
南海九度山駅→慈尊院(町石道起点)→高野山大門→高野山根本大塔
の約22キロのコース。所要時間はマップによると6時間半。帰りはケーブルで下山し、南海で大阪へ。
ちょっと自宅でばたばたしてたので出発が遅れた。南海九度山駅(標高94m)に到着。11:30スタート。
こちらのブログには記載してないが、5月にも九度山周辺は一度歩いている。
ゴール予定時間は18:00。ちょっと遅いか。高野山に入れば暗くなっても困らないからいいか。電車は遅くまである。
今日の装備
スーパーで買ったいつも使用しているデイパック。
中身は雨具(合羽、折畳傘)、タオル2本、着替え(シャツ2枚)、ハンドライト、
水ペットボトル1本、象印タフボーイ(麦茶)、食べないが食料(おにぎり2つ、フィッシュソーセージ)など。
格好はアウトドア用ズボン、Tシャツ、麦藁帽子、軽トレッキングシューズ(靴下もトレッキング用)。
先日の富士登山で吸汗速乾素材の効果は体感したが、あえて綿100を着用。汗で濡れたら着替えればよい。
帰宅したときに汗が搾れるほどになったシャツを見せてドヤ顔をするのが密かな楽しみになった。
日頃まったく運動をしなかった私である。今度の趣味は我が家でもまずまず評判は良さそうだ。
約2キロ歩くと、慈尊院(じそんいん)と丹生官省符神社(にうかんしょうぶじんじゃ)。いずれも世界遺産。
神社の石段の中ほどに180町石(ちょういし)がある。
高野山根本大塔からの距離が180町あることを示している。ここが町石道の起点となる。
高さ約3m。この石柱が1町(109m)ごとに高野山まで続いて立っている。
もともと弘法大師が木製の卒塔婆を立てたのが朽ちたため鎌倉時代に石製に付け替えられた。そのほとんどが当時のもの。
12:30。スタートから1時間。まだ起点のまま。丹生官省符神社拝殿と179町石。
いろいろ見ていたらなかなか出発できない。180町は約20キロ。コースマップでは休憩は入れずに6時間。
いよいよ厳しい時間になってきた。今回のコースは途中でリタイアするルートもあるが、とりあえず出発だ。
コースは木陰かと思ったらそうではなかった。
13:13。164町石。始めのほうは山の斜面の柿畑のなかを登っていく。たまらない暑さ。
13:20。道が山道に変わった。トレッキングシューズを履いているのでなんなく進む。
相変わらず日差しを直に浴びている状態。すでにシャツは汗でびしょびしょ。
もうペットボトル1本を飲み干してしまった。残りは水筒の800のみ。この先、自販機はありそうもない。
13:23。雨引山分岐を通過。コースマップ通りのタイム。ここあたりから林の中に入る。助かった。
林の中ならそれほど暑さは感じない。一汗かいたせいで体が目覚めた感じだ。すこぶる調子がいい。
13:58。144町石通過。36町(1里)ごとに里石も置かれている。手前が里石。
珍しいものだから150くらいまでは町石をひとつづつ探しながら歩いていたが、きりがないことにようやく気付く。
できれば暗くならないうちにゴールしたい。ちょっと歩くピッチを上げよう。
驚いたことにどんどんピッチを上げることができる。ゆるい登りくらいではなんともない。
14:11。六本杉峠(550m)に到着。ここから町石道をはずれて世界遺産の丹生都比売神社を通るルートも選択できるが、
30分以上のタイムロスになるので今回は見送り。5分休憩。
14:42。古峠に到着。最初のリタイア選択地点。70分で南海上古沢駅に行くことができる。体の調子もいいしGOだ。
14:49。二ツ鳥居(640m)。なぜか山の中に鳥居が二つ並んでいる。
15:08。これまたなぜかゴルフのティーグランドが出現。ゴルフを楽しむパーティーと少し会話。5分休憩。
道はよく整備されていて歩きやすい。岩がゴロゴロしたところが続くところもあるのでトレッキングシューズは必要。
15:49。笠木峠(550m)に到着。リタイア選択地点。70分で南海上古沢駅に行ける。コースマップではゴールまで3時間弱。
16:29。あれ?車道に出ちゃったよ。高野山矢立口(標高500m)。ありがたいことに自販機もある。10分休憩。
60町石は国道脇に。ここが最後のリタイア選択地点。40分で南海紀伊細川駅に行ける。大門まで2時間。
16:40出発。マップのタイムだと大門到着時間は18:40。ここは18:20には到着したい。ここからは最大戦速だ。
なんてこった!本格的な登山道じゃないか。しかし泣き言は言ってられん。やると決めたらやるんだ。
18:12。最後の登りをヘロヘロになりながら駆け上がり高野山大門(標高849m)に到着。
ここがゴールではない。まだ7町石を過ぎたところ。あたりは暗くなり始めている。
1町石は壇上伽藍の柵の中の暗がりにあった(1町石はなかなか見つけられなかった)。そして、金堂に到着。
18:20。本日のゴール、根本大塔に到着。なにやらポップスのライブが行われていました。
帰りはタクシーに乗ってケーブルカーの駅へ。歩いた距離はいつもの2倍くらい。さすがに疲れましたわ。