愛しのエトワール

うたのおねえさん、はいだしょうこさんを全力でとことん気の済むまで応援する日々を綴るブログです。

オペラシリーズ

2012-05-21 | 好きなもの
映画館でMETライブビューイングを鑑賞しました。

(※チラシは「マノン」のアンナ・ネトレプコ)

今シーズンの最終回は、ヴェルディの「椿姫」です。

MET Live Viewing 2011-2012 "La Traviata - Verdi"
 ヴィオレッタ・ヴァレリー … ナタリー・デセイ(ソプラノ)
 アルフレード・ジェルモン … マシュー・ポレンザーニ(テノール)
 ジョルジョ・ジェルモン   … ディミトリ・ホヴォロストフスキー(バリトン)
 案内役・インタビュアーはデボラ・ヴォイト(ソプラノ)
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場での4月14日上演分を公開。料金は3500円なり。

土日はいろいろと遊びなどで忙しいので金曜日に行きましたよ。
人気のタイトルなのとヴィオレッタをナタリー・デセイが歌うということ、
そして上映最終日、金曜日の夜ということもあって満席となってました。
私が行ったときには、最前列の端っこの4席しか残ってないと言われましたわ。
こういう席は非常に見にくいので売らない映画館もあるんですどね。
ここしか残ってないならしょうがありませんな。

原題は「La Traviata」で「道を誤った女」で、ヴィオレッタが娼婦であることを意味しています。
台本に椿姫という言葉は出てきませんが、日本では原作小説のタイトル「椿姫」で上演されます
原作では高級娼婦のヴィオレッタはいつも椿の花を身に付けていることから椿姫と呼ばれてたとされます。
いつもは白の花を付け、月に5日は赤い花を付けたといいます。使い分けはわかりますな。

上の画像のように、ヴィリー・デッカー版です。
2005年にヴィオレッタをアンナ・ネトレプコが歌ったのを、
当代最高のソプラノといわれているナタリー・デセイが歌うというものでした。
しかし。1幕には、聴かせどころとなる有名なアリアがあるんですが。どうしちゃっただろう?
あんまりどころかまったく良くないぞ。年齢的にデセイも衰えてしまったんでしょうか。
幕間のインタビューでも、「高音を外しちゃってゴメンね」と謝ってました。
(あとで解説を見ると、デセイは体調不良だったようですね)
でも、2幕3幕は良かったですよ。瀕死のヴィオレッタを演じるわけですからね。
今回は男声歌手が非常に良かったという印象でした。
特にヴェルディ・バリトンのホヴォロストフスキーが素晴らしかったね。
カーテンコールでの歓声がいちばん大きかったのも当然でしょう。

↑まったく良くないデセイの第1幕。
コメント
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