お陰様で老生は今年、85回目の新しい年を迎えることが出来た。
自分だけの心得や努力だけで今日この年を「生きている」のではなく、社会や家人等「諸々の人々のお陰で」「生かされている」のだと思う。加齢とともに、身の回りのことで「受益のウエイト」が増すばかりなので、今年も周りに迷惑をかけずに、自分流の生き方で静かに生き抜きたいものである。
ところで、前回の東京オリンピックの年からもう56年が経った。
この間我が国は、内政・外交上の難問や・国内外経済不況等に加え、度重なる大規模災害等の試練を乗り越えて成長してきた。このブログ更新中に、2018.11月に民事事件で逮捕・起訴され、その後保釈中の日産自動車前会長「カルロス・ゴーン」被告が、海外渡航等禁止の掟に反し、レバノンに出国(逃亡)したとの信じがたい外信部報道があった。
出国(逃亡)が事実なら、それは、正に、想定外の出来事なのだろうか。「時の人」だったこの人に関する本件は、ほんの一例に過ぎないが、近年は、自然や社会の諸現象に関しても信じがたい事案・事件が多過ぎる。
今を生きる我々は、そんな時代に生きているのだ。今年も、老生は老生なりに、時代の流れを注意深く見つめつつ、自分らしい生き方を余生ある限り、平穏にし続けたいものだと願っている。(2019.12.31)