気心は未だ若い「老生」の「余話」

このブログは、閑居の間に
「言・観・考・読・聴」した事柄に関する
 雑感を主に綴った呆け防止のための雑記帳です。

来年は傘寿の仲間入り!

2014-06-30 08:27:21 | 人生

6月28日で満79歳になった。なつたと云うより、諸々の人に支えられ「お陰で長生きさせて貰って今日に至っている」と認識すべきであろう。いずれにしても、ありがたいことである。気持ちの面では未だ「古希」位の積もりなのに、社会通念上は、もう「傘寿」直前の老人になっている。

劉廷芝の代表作「代悲白頭翁」の詩の中にある・・年年歳歳花相似 歳歳年年人不同 寄言全盛紅顏子 應憐半死白頭翁 此翁白頭真可憐 伊昔紅顏美少年(・・年年歳歳花相似たり 歳歳年年人同じからず 言を寄す全盛の紅顔子 應に憐れむべし半死の白頭翁 此の翁の白頭 真に憐むべしこれ昔 紅顔の美少年)」の文節が当方大好きである。  

どちらかと云えば当方も少年の頃は、紅顏美少年だったように思う。それはともかく、当時は多少風邪気味でも、学校を休むのは「生徒の恥」だと心得ていた時代だった。手袋等したくてもなかった吹雪の日でも、ホッペを赤くして通学していた頃の郷里の小学校も来年6月、少子化対策の一環で廃校になるそうだ。こうした通学環境の変化も時代の必然の流れであろう。小学時代から60数回の年年歳歳、歳歳年年を経て今の自分がある。幾度かの試練や苦難もあった。

人生には、山もあれば谷もあるのは当然だ。この先、新たな試練や苦難もあるだろう。無事傘寿の坂を登ってもその先、まさかの坂に遭遇するかも知れない。老生の実人生は確かに下り坂の途上にあるとしても、未だ余生は残されている筈だ。

人生の終章を「ピンコロ終焉」で迎えたい。ぜひそうありたいと切に願っている。けれどもそれ迄の間は、持病と上手に付き合いながら、周りに余計な迷惑をかけることなく、努めて元気で長生きしたいものである。

 


実家との変わらぬ絆

2014-06-28 12:33:32 | 感謝
世間では、兄弟姉妹であっても両親他界後は、実家とは「断捨離」状態になることがかなり多いご時勢である。だが、当方の場合は自慢じゃないが、その実家との関係は大変良好で、そんな関係が弟の代になって以降も20年余も続き現在に至っている。
当方の実家では、弟夫婦が民宿兼鮮魚仲買人の家業を継いでいる。
ところで、実家とは、自分が生まれた生家・親の棲家だとの本来の解釈からすれば、5年前に建替えられた今の家は、当方の実家だと云えないのかも知れない
でも大変ありがたいことに、新しい実家に所用で帰省する度に、何時も暖かく迎えられ、気兼ねなく滞在出来ることは老夫婦にとってはこの上ない幸いであり、常々感謝している。
今週、実家の長男の慶事と両親の法事で帰省した際も、つくづくそう感じたし、お陰で故郷の良さを存分に嗜むことも出来た。
その最大の理由は、弟の妻・女将が人間的にとても素晴らしい人だからであると思う。勿論、実弟が当方に変わらぬ厚意を示して呉れていることも大きな条件の一つだが、何と言っても肝っ玉母さんのような性格の女将のお陰で、当方夫婦が実家と変わらぬ関係を今もなお持続出来ているのである。
であるのに、今日迄、実家には何の貢献もしていない当方としては、何時も申し訳なしの感深しであり、この分では今後も徒に時のみが経過して行くのみである。
頼り甲斐少ない兄夫婦かもしれないが、片目を閉じて我々のことを今後も変わらず観て貰いたいものである。

駅弁雑学

2014-06-27 20:24:44 | 自学

実家での用事を終え26日新幹線で帰京の際、久し振りに昼食弁当を買った。車中で弁当食を食べるのは実に久し振りのことである。

美味しい幕の内弁当だった。食べながら、「幕の内弁当」と云う名前の由来が気になった。
弁当箱裏側に上記のような説明書きがあったので早速デジカメに収めた。その内容は次のとおりで、読んでなるほどそうかと納得した。
因みに、歌舞伎等の関連で「芝居」「勧進帳」「奈落の底」等の用語の意味・由来は何となく理解している。でも、「ぴんとこな」などと云う歌舞伎用語は「男らしく芯 のある、二枚目」のことを意味するのだそうだが、何故そう云うのか用語の解説を読んでも「ぴんとこない」。
それは多分、伝統芸能に関する言葉には、奥深くて広い意味合いが隠されているからだろう。


そっくり「オカメ」ちゃん

2014-06-21 19:10:44 | 環境
娘夫婦がメンバーの人達と所用で海外に出かけたので息子とオカメインコを約1週間預った。30年も前頃、数羽のセキセイインコとオカメインコも飼っていたので飼い方は十分承知している。
オカメインコは、名前に「インコ」と付いているが、学名上は「オウム目オウム科」に属するオウムの仲間で、寿命は15年~20年位、鳥としては長生きな方だそうだ。

このオカメインコについては、残念な想い出がある。とても利口で実によく懐くオカメだった。そんなオカメをある冬の夜、布団入れて遊ばせているうちに、こちらがうっかり寝込んで仕舞い、その際可愛いインコを圧死させた苦い思い出がある。今回預ったオカメインコは、大きさ・形・色合いの面であの時のインコそっくりである。

鳥篭から出すとパソコン中の当方の手に止まり、羽繕いもするなどスッカリご機嫌である。
片手にカメラを構えて撮ったのだが、手振れでピンが合ってないのは残念だ。場の様子にとけ込んで寛ぐインコを眺めながら、あの時悲しい別れ方をしたオカメちゃんのことがとても懐かしく思い出された。

分電盤に関する理解不足

2014-06-20 11:54:34 | 日常
関東電気保安協会による巡回電気設備安全点検を今日受けた。結果は「異常は認められません」とのことだった。我家では年に何度も、ブレーカダウンの回数が長年続いているので、配線用遮断機の機能も劣化しているのではないかと尋ねたが、別に問題なしとのことだった。
この点検の際、担当の方から次の2点について参考意見を聞いた。

ご家庭によっては、今回点検対象の「分電盤」は、電気会社やお住まいの団地管理組合からの貸与品だと、誤解している方もかなりおられるが、ご家庭の分電盤はご自身で管理する個人の設備であるということ。確かに、当方も以前はそんな誤認識をしていた。家庭の中では特別な機器にも思えるのでそう受け取られるケースもあるのだろう。
我家がそうなのだが、旧式タイプの分電盤には上記写真のような漏電遮断機がない。配線用遮断機だけなので、配線や器具の漏電時における瞬時の電気遮断機能は十分でないとのことだった。セールス意図的助言の匂いもするが、でも、確かに2重の安全装置付きの分電盤の方が安全上はより望ましいと思った。
どんな機器にも所謂「耐用命数」なるものがある。巡回点検員の方から貰ったパンフレットには、「漏電遮断機は製造後15年が交換の目安です。」とある。だとすれば、我家現用の分電気は1999年製となっているから、とっくに新型分電盤に交換すべき代物になってしまっている。日頃世話になっているこの分電盤の機能についての認識が足りないこと。ケースが油付き埃だらけのままで、点検の方に不快な思いをさせたであろうことと併せ、反省もしている。