ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

これが、う、運命の出会いなのか?

2018-08-15 00:07:34 | 時は輝いている
快晴。34-26℃


今日は敗戦の日。
相互読者登録しているizukun様が素晴らしい記事を書かれている。
そのizukun様から、午前中に、彼のお義父様の素晴らしい形見の品物が届いた。
(いや、脅して送らせたのであるw)



送料僅か1680円也。





大変丁寧に梱包され、その手間だけでも申し訳なし。

以前の持ち主様の使用した教本も。









ピアノはハ長調、バイオリンはイ長調、うん大変そう?


おそらく島村楽器店で購入したピグマリウス、2000年に制作されたのが番号から調べているうちにだんだんに解る。


教本に挟まれたパンフレットから、2005年頃を境に使用されなくなったことなども。

アルシェ 「ピグマリウス」とは国内生産の素晴らしい楽器なのである。
鈴木バイオリンは手にしたことがあるが、
音大受験とかでなく、趣味で弾いている私などは一生手にしなかっただろう。



ケースの中はタイムカプセルと宝石箱がごっちゃになっていた。





ケースは鍵付きで金メッキさえ剥げていない。


バイオリンを拭く布もわざわざメーカー品のものを使用されている。


残念ながら駒、ブリッジが駄目でこれはプロに修理、調整を頼まなくてはいけないのだ。
ここを演奏者は絶対に外さないために、弦の張替の手順があるのだから。


ブリッジが外れた状態のバイオリン。ストラディバリウスを模して造られているのだそうだ。


この丸みがそうらしい。
残念な事に、魂柱も外れてしまい、中に転がっている。
これも修理・調整をプロに頼むしかないのだ。


肩当もカナダの良い品、私のとは格が違う。


松脂も最高級品。

顎当ては黒檀のようである。


ちなみに私のはこれ。

顎当ての取付位置も微妙に違う。

ペグも黒檀(左)私(右)のは柘植だったかな?



並べるとわからないが、傷もないし、ほとんど使われていないのがわかる。
教本も最初の数ページのみ。

私の


ピグマリウス


弦の現状、巻き方からして、あちゃー間違っています。


私のペグボックス


弓は素晴らしかった。



本当の螺鈿。こちらのメーカーM.Gillは、ギルはドイツ製以外わからないのだが、もはや芸術作品である。


残念ながら2本とも保管時に弓を緩めないで10年以上放置されていた模様。




慌てて緩めるが、、、


まさか憧れのアルシェ@日本製を、この手に持つ日が来るなんて。

だが、弓を緩めないで張っていた為に反りが失われている。

下がアルシェ。わかりますか?
2本ともバランスは良く、馬のキューティクルは失われていない、素晴らしい音であった。

今週中に、このピグマリウスを制作した東京の楽器店に修理を依頼するつもりだ。
おそらく、これが私の生涯最後の楽器になるであろうから、出来るだけ手当をするつもりである。
去年、音楽や絵に親しんできていたのに、やめてしまった事を思い出し、ブログ名を変えた。
プロフィール画像もピグマリオンにした。

ピグマリオン効果とは、
私の先生は、最高の先生です。
こちらも、
「しなかった後悔」は「した後悔」より強い。参考になります。

そして、偶然にも「ピグマリウス」と会えた。
こ、これは、、、運命の出会い!
メンテにいくらかかるかわからないけど、生涯手元に置いて可愛がってみたい。


ええ、別の意味で座右の銘にいたしますm(_ _"m)
もう、一生投げない、逃げ出さないです。

額に入れて飾っておきます。

izukun様、本当にありがとうございました!
お礼は倍返しで、いずれいきますんで、( `・∀・´)ノヨロシクね♡

気が付けば、西洋ニンジンボクが返り咲いている。




今日は敗戦日、
戦争がないからこそ、芸術を堪能できるのです。
コメント (8)
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