ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

キラキラ 学友!2

2019-09-23 22:39:35 | 時は輝いている

前記事の続きです。

 

散策を終え、

そろそろ時間だろうと会場に戻ると、、、

 

 

 

会場の準備の最中と、冷房がまだ効いていないとやらで、なんか皆さん外で、だべっておられたwww

因みに私も地味でもワンピース、奏者のような恰好で行く。なんかもう、あれこれ考えず、この方が楽なのがわかってきた。迷った時は地味なワンピース、弾くときは真珠のイヤリングなどのアクセサリー+。

写真には写っていないが、もっと奥に、ピアノと音合わせをしたばかりのY君が、緊張で棒になって立っていた。そこで、私はお菓子を笑いながら渡す。「お母様は?」

「ああ、Sさんっ(👈みゃー大工)」「母はもう来ています、会場にいます」彼は地獄に仏に会ったような感じで私を見た。

私の一回目のコンサートと同じことを言う、「駄目です、ピアノと合わせると全然です、弓が震えて音が出ないんです。」と。

そこで私は、緊張するY君に、「弦楽器だけは弓のコントロールが効かないのだと、これは有名な話なんだ、ギター、ピアノと違うのだ、これを克服出来た人だけがプロなんだ、私はアコーディオンやら、色々な楽器をしてきたが、バイオリン族の弦楽器だけは震えるのだと、みんなだよ!と。私も今年は失敗したけど、、、このコンサートは楽だよ」という。(だからこそ、次の普通のコンサートに進めたのだと、そこでは大失敗したが、今でも師匠の思いやりの気持ちはわかる。)

「足に力を入れるんだよ、」と先生と同じことを言うしかない。(実際は入れてもダメなのだが。食後に血流が胃に行くのに似ていて、あがり始めると、どうしようもないあの瞬間、途中からアドレナリンがコントロールできない、緊張すると指が虚脱状態でガクッと一気に血が通わなくなる、動けないのだ。別のところに全ての血が行く感じか…。ピアノの子が手が冷たいというのに似ている。楽譜を落とすのとは別の、弦楽奏者特有の試練なのだ)

ピンボケですが、左、この黒い足がY君と楽器、楽器は私と同じジョルダーノ、右に私。左Y君、お母様。

Y君のお母様「いつもSさんの事は聞いております」(いいや、まだ数回しか、Y君と話す機会もなくw先生が友達が出来る様に気を効かせて下さっているのだ。)

会場にはジュースがあり、我が師匠にお酌される始末。「うーん、自分が弾かないと楽しい、最高だわ、このリラックスコンサート、去年より素敵。」

余りにY君が緊張しているので「大丈夫だ、『G線上のあなたと私』の予告の役者より、わしら上手いから」とか、でも「『のだめカンタービレ』の水川あさみには一生なれない」だの下らん話をする。

Y君が隣でエアボーイング、デタシェを始めたので、私も土曜に覚えた謎の鉄オタスイッチ切り替え踊り(ビブラートの為)をエアで行う、そんな大人の我が生徒二人を、我が師匠は後ろで吹き出してみている、(先生を見ると、私の鉄オタ、バレエコッペリアの動きは正しいと見えるw)

S先生のお弟子、スーパー中学生がメンケンの「輝く未来」@塔の上のラプンツェルを弾いている、あがっているのがわかるが、何ともそこで巧みに立ち直る、上手いっ!

それでさらに、どーしーよーと緊張するY君に、もう、慰めを思いつかない、破れかぶれな駄目押しをする私、

「いいかっ、これは男のE〇と同じで、焦れば焦るほど駄目と心得よ、私は女だけど、弦楽器とはそういうものと思う、お前はそこ何とかしろ、頑張れー!」(ちなみに私は「お願い、口を開くな、がっかりするから」と言われ続けて生きて来た。)

「ええええ、Sさんってそういうキャラだったの――――、」クラッシックを習う人って基本大人しくて品がいい人が集まる。ヘドバンって何?が、まことに多いのだ。かえって彼を気まずくさせた。(お母様、今の聞こえていませんわよね、(;^_^A)

そのあと彼は、ご家族の話をしてくれた。ご兄弟姉妹の事、両親の事、彼は不思議なキャラクターの人で、どんなに仲の良いご家庭で、愛されて育っているか分かった、仕事や出た大学も。その産物だ。

私は彼の県の大学(東京に本籍)で、彼は私の県の大学で学んでいる。理数系で、私の機械音痴に付き合ってくれそうだ。

彼の番だ、

凄いぞ、暗譜している、頑張れ、

緊張が伝わる、最初の出だしから弓が乗らないでキーとなる特有のやつ、一瞬焦っている、

しかし、彼は頑張った、途中から立ち直った、勿論お母様も、ただ嬉しそうに我が子の演奏を聞いている。

インタビューでは何故バイオリンなのか、次の曲は母の好きな、我が高校の校歌だとか、会場の笑いを取る。

割れんばかりの拍手、先生が駆け寄る、勿論、先生が調弦もやってくださるのだが、いつも思う、「この師弟関係、バイオリンってボクサーとトレーナーのようだな、」って。

その後はY君も楽しんでいた。どんなにピアノが止まっても、「上手いですよねーっ」て、心から連発。本当に気立てが良いのだ。

そして「スーパー中学生のボーイング観ましたか?あの手首どうやってすごいですねー」

「ああ、それはね、人差し指の第二関節の中央に弓を乗せて、弓をローリングさせているからああ見えるのよ、貴方も次に習うのよ」

その時私は気がついた!、どんなに師匠が私に沢山の事を教えて下さっていたかを。量が全然違うのだと。私は頑張ろうと思った。

米津とショパン、そしてメンケンが大人気、私はモーツァルトK546第二楽章を弾いた、ご高齢の6年目の男性の上手さに驚く、本当にレイトスターター?80歳の声楽にも。(しかもだよ、皆さんほとんど仕事と音楽を両立させている。いつやるの?と思う。)

途中でI先生、今回の私の伴奏をしてくれた先生の声楽「アベマリア」が始める。

最後の〆は私の師匠T先生、S先生、去年伴奏してくれたY先生でメンケンの「アラジンのテーマ」、私はY君に言う、「私、これがやりたくて、もう一度教室の門をくぐったのよ。」って。私の大学時代の写真も見せる。

Y君と私は、来年は二人でデュエットを組まないかとの話になる。

二人でこけようぜ!それなら心細くない?

 

師匠のジャスミンは良かったです、S先生のアラジンも、伴奏のY先生も。

Violin and Viola Duet: A Whole New World (Aladdin)

 

A Whole New World from "Aladdin" (Violin Duet cover by Kimberly McDonough and Katherine Stennett)

その後、出演者は皆で記念撮影、私とY君のお母様で外でお喋りをする。

Y君のお母様は「私は、あの子が音楽が好きなんて思わなかったのです、こんなにバイオリンが好きだったのなら、あの子に小さい時から習わせればよかったのです、運動だと思っていて、そればっかりさせてきました、今、とても後悔してます。」

お母様と話していて、私の失われた時をもとめてのパズルがはまる。 

私は、私がピアノやフルート、マンドリンに囲まれ、祖父がバイオリンしていても私は反抗して油絵をやっていた事、姉は芸大に行くつもりだったのが、国立大に行き、今になってある弦楽器の講師をしている事など、

その時はそうじゃないのだ、確かにバイオリンもやりたいけど、他の物もしなくては、同じく後悔したのだと。

ピアノ人口は多いのに、バイオリンのお友達が出来なくて、Y君がいてとても嬉しい事もお話しする。

お母様は、彼が将棋がとても好きな事、ご自分の事をお話し出した。

別れ際にさらに分かったお母様のY君への想い、そして、Y君のお母様が私の亡き母と同じ年齢で、亡き母の誕生日が、Y君のお父様の誕生日。 

Y君「Sさん、僕今度の土曜日レッスンだから、そこで。」「本当にSさんのお好きな曲で良いですよ」

私「私セカンド、貴方ファースト、毎日一小節で、一年後、この舞台で。」

お母様から、別れ際に横浜土産を渡された。

「えええ、私がいただいていいのですか?先生にではないのですか?」

 

また太ってしまうw

 

小田和正 ♪ キラキラ ~癒しのオルゴール~

 

素晴らしい一日でした。まさにキラキラ、 幸福でした。  

ふと、セカンドの方を弾いてみる、

ああ、もうファーストもセカンドも、頼めばやってくれる学友が一人出来たのだ。親子ほどに歳が違うけど。

いずれ横浜に帰ってしまうとしても、一生何らかで、喋れればいいな、音楽の友として。

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4 コメント

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Unknown (chisei)
2019-09-24 05:23:53
素直な好青年、Y君と万年女学生の姉御Sさん。
来年のコンサートが待ち遠しいですね。
ところで、袋の中味は?
返信する
おはようございます。 (みいやん)
2019-09-24 06:23:14
ワクワクドキドキしながら読みました。💛

Y君はみゃ~様が一緒にいらしたから心強かったと思いますよ。

来年はぜひお二人での演奏を....
.楽しみにしていますね~💛

二人だと上がることはないと確信いたします。(笑)

子供のころにやった発表会はいつも二人でしたから上がった記憶はないですから。

これから二人での練習も楽しくなりそうですね。

また楽しみに待っていますね。

毎日微熱があるのですね。ご自愛ください。

返信する
あいみょんにはなれませんw (みゃー大工)
2019-09-24 11:27:36
知性様。

いや、一向に待ち遠しくありません、あれは観客側だからマジ面白いんだーと理解。

お一人ドタキャンしたんですよ、
Y君に「そのバイオリンかせっ、俺が余興で弾いて、7月の雪辱を果たす!」と笑わさす程、出ないと余裕ぶっこいていますwww

それにしても昔は30歳はマルコーだったのに、出産年齢の伸びた事、
Y君のお母様も、師匠も40歳過ぎで出産され、
(その年齢の時、私は癌センターで、すでにおかまなんですがw)
私の母は20代だったので、
そういう訳で、
Y君と私とお母様が間が20歳±誤差で、ええっ、Y君のお母様、私の母と同じって事になるんですよねw

確かに未だに学生に見えると町内でもいわれます、
だが、それが何になる、
単に回りが老けているだけに過ぎない。
近頃は永遠のリセエンヌにも疲れが見えて来た、少し体力つけなくては。ゼィゼィ。


ズバリ
「ありあけ 横濱ハーバー」
ダブルマロン&ガトーショコラアソート

マロン=一本標準38gあたり129㎉
ショコラ=一本標準37gあたり156㎉

ですっ。
これ1本で、私の場合エアロバイク40分以上漕がねばならないではありませんかっ、

偉大な教授にたいして、化学的に真面目に答えてみますたw
返信する
いや、個人レッスンですから (みゃー大工)
2019-09-24 12:18:53
みいやん様。

いや私は個人レッスン40/年、彼も個人レッスン20/年、
待ち伏せしているわけでもなくw、まず、会わない事の方が多いのです。
私の前の予約で、私がえらく早く到着するので、知ったというか。
それに気を効かせて先生がお喋りさせてくれた、
最初は彼が弓が壊れて、レッスンが出来ないという日でしたね。
弓三本貸すというのに、イイと言って、30分お喋りしたのです。
二人で組むとしたら、とても時間合わせも大変で、
だから一小節から今から、でも音楽傾向が違うんですがね。何でも弾けるになるきっかけになるとは思います。
だが実際はソロでやるしかないです、彼は教本をやればものすごく伸びると思うんですがね。

私は年上ですし、くどくならない事、今の若者とどうお付き合いしたらいいのかの勉強だと思っています。
老害にはなりたくありません。
彼がお母様を大好きなように、私もお母様のようにいい中年の友達でおれたら嬉しいです。
お母様も科学者で、すごい方でした、私も歳おいてもああなりたいです。雰囲気だけでも。


大人のコンサートは、子供の頃やっていた人がピアノは多いですが、やはり全員あがっています。
去年先生と組んだピアノの連弾も、バイオリンの方もそうでした。

人は助けにならない、自分のコントロールは自分次第なんだ、そう思う瞬間なのですよ。
それについては沢山のコントロールする専門の本も出されています。
どんなに普段は弾けても、アドレナリンとドパーミンがコントロール出来ない、
あああそろそろきたきた、指の状態でわかるんです、あたかも糖尿病の血糖値が下がった状態にぐっと一気になる、
そうだな「凪のお暇」のプレゼンで過呼吸になるシンジですね、
舞台の魔物にやられる、この一年は何だったんだろうと虚脱に陥ります。
だから、こういう席を設けるんですね。
それでもだめで、
バイオリンはそもそもピアノ伴奏と合わせる時間が無いので、ピアノの発表会よりはるかに不利なんです。
こうなると、どれだけ数をこなせるか。
学生のオケは有利です、いくらでも仲間の前でリハで弾くから、社会人はそれが無い。

もう、二人で笑いを取ろうせっていうやつです、
実際は、師匠が何を教えていたんだって、大問題になるかとwww

だが俺はやる、一万円のエレキバイオリンで、
あの中で、キッ〇のメイク、ヘドバンで、Y先生もメイクだ、Y君が毛量が少ないのが傷だ、もう剃って偽のタトゥーだwwww

微熱ですが、私は60迄いけたらいい方だと思っていますし、祖母は59、母もみいやんさん御歳の時にはこの世に居ません。
実は9月23日は、身内の命日、私と同じ年齢の人の命日で、私はその方に非常に迷惑をかけられて生きていたのですが、
拝めば治る、私の癌を笑っていたその人が私より早く大腸がんで亡くなった日でもあります。
お墓参りはしないで、私は、自分が生きてしたいことを優先しました。
妻子持ちのそいつの携帯から、本当に好きだった人とのメールが出てきて、その後は一族で大荒れもありwwwなんとも情けない気持ちになったのですが、
年月が経つにつれ、
森田健作知事の弔電やら、800人も押し寄せた彼の葬儀にもかかわらず、
如何に奴の人生が不幸だったのか、反面教師として学んでいます。


みいやん様は、あがらないのですし、もう子供の時の一年と少しで、色々おできになるのですから、天才肌なのではないのでしょうか。羨ましい限りです
どんどん慰問でもコンサートでも、皆さん、大変喜ばれると思います

人生は、自分で設計するしかない、私は家族がいてもいなくても孤独はあると思うのです、むしろ集団の中の孤独はキツイ。思うまま頑張ってください、人生は一度きり、オウッ
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