私の中のゴッホ探し、２

快晴。２５－１５℃



国光林檎は、この暑さで満開を迎えようとしております。

さて、
猫の事以外も書いてもいいのだ、
そして、この私の見て、考えている世界を、
真面目に読んでくださる読者様もいるのだと実感しました。
また、皆さん読んで下さってからが長いです、それは本当に有難い事です。
お付き合いの長さを問わず、
私のブログにわざわざ訪れてくださって、皆様、本当に感謝です。
皆、大切なお友達です。


昨日、コメント欄にて、教えていただいた大木 惇夫（おおき あつお）氏の経歴を見ると、
戦中、愛国詩を作り戦争協力者だったとして、
戦後は徹底的に文壇から無視、排除された人生が書かれていました。

私はかなり昔からのカズオ・イシグロの大ファンでして、
彼がノーベル文学賞を受賞した時は小躍りをしたのですが、
彼の作品の「浮世の画家」のような人生だと思いました…。
浮世の画家も、内容的には戦中戦争協力者、戦後に徹底的に無視されるお話なのですが、、
私、藤田嗣治がモデルなのか？とひそかに思っております。


今朝はキジバトが、



台所の窓を覗き込む姿からスタートしました。

私は羽のある生き物が大好きです。
そして、羽に見立てられるものが、人間にもあると思っています。
私が人間の骨格で特に美しいと思っているものに、肩甲骨と鎖骨があります。
羽に似ています。
鎖骨はありますが、肩甲骨は歳をとるとともに、背中は丸くなり、はみ肉もつくので、
残念ながらうっすらとしてきて、失われてしまいましたが、、、
皆さんは背中の羽を維持してください、お若く見えますよ。

さて、以前から、ボーイングの指は、////の形に指を寝かすので、羽（翼）の様だと思っています。
私の汚い手では申し訳ないのですが、



私は、今朝はもう、手の状態が悪くて、腫れて、手首も、
もはや、弓が持てないのではと思っていましたが、








やはり、練習していると、薬指は引き寄せたり、
色々と動き出してくれて、やがて人差し指の痛みは引き、羽のように軽くなっていきました。
心が晴れ晴れとしてきました…。
どんな手であっても、翼をもっている気持ちなんです。

もしも、プロの演奏を見る機会があったら、（私は全くダメですが、）ボーイングの巧みさにも見惚れてください。
これはただ持っているんじゃないんです、実に大変な技術なのです。
そして、まるで羽（翼）のようですよ。

そして私は良く働く手が、形にかかわらず良く働く素朴な手が大好きです。
紡ぐ、折る、切る、奏でる、描く、手は突き出した脳なのです。
飾っておくなんてもったいない。
ピューリッツアを受賞した作家パールバックの母ケアリは、いつかは手の美しい貴婦人になりたいと願いながら、
宣教師でいった中国で、何もないので、手を一杯動かし物を作り、植え、
綺麗な手になれずに亡くなった人でして、私はこの話「母の肖像」が大好きです。

良く母が自分の指を少々恨めしそうに眺めていたことを私は記憶している。
略
いつの日か滅茶苦茶に何の中にでも手を入れるのをやめ、庭いじりする時には手袋をはめ、コールド・クリームをつけ、ほんとうに「美しい手」にしたいというのが、母の念願であった。
略
母をよく理解している私たちは、笑いながら美しい手への彼女へのあこがれをからかう。
母の手は土いじりから子供の傷口を洗うことまで、何から何までやらなければ気が済まない事を私たちはしっているからである。母も笑いながら言う。
「まあまあ、いいさ、歳を取ったらね、いまに働けなくなったらね」
ああ！その老境は母には決して来なかった。
パール・バック「母の肖像」より



勿論、今日も大工仕事もしました。
電動ノコギリは、近頃休憩していた私の可能性を広げてくれそうです。

誰ですか、汚い手だ、ゴッホの「ジャガイモを食べる人々」みたいだなんて。

今からゴッホも出しますよｗ



ファン・ゴッホがアルルに到着したのは1888年の2月、雪の降る日だったが、
それからほどなくしてやって来た最初の春に、花咲く果樹園や花咲く期の絵を14点描いている。
4月の初めごろにテオに書き送った手紙には、
「僕は夢中で仕事をしている。木々は花盛りだし、底抜けに陽気なプロヴァンスの果樹園を描きたいと思ったのだ（書簡４７３/５９２）と述べられており、短い花の季節に精力的に政策に取り組んでいた様子がうかがえる。

その時に、ゴッホの遺した絵。







さぁ、私の想う今日のアルルです。


















私の妄想に、今日もお付き合いくださり、
ありがとうございましたm(_ _"m)





ビゼー：《アルルの女》 第2番から 「メヌエット」