ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

私の薔薇への想い ロザリアンに捧ぐ

2017-12-26 09:20:15 | 貧乏ガーデニング
快晴13-4℃






長らく猫の話限定で書いてきたが、
たまに違うお話を書くと、
皆様、私の一面に「ええっ!」と驚かれているようなので、
今年で薔薇を卒業しようとしている私は、
薔薇についての想いを書いてみようと思う…。

沢山の薔薇の本を処分している、手元に残っているもので、
多分、まだしばらく、いや人生最後まで持っていると思う本。



この本には、薔薇の歴史と科学と全てが詰め込まれて、
よく、ここまで調べたと思う。


私は文学などが特にそうなのだが、
話題作よりも、
やはり時を経ても、しぶとく生き残ったものから先に読むようにしている。
薔薇も、
今の流行に外れてしまった古いタイプのモダンローズが好きである。
このタイプは病気に弱いのだが、
日本の高温多湿、特に雨に打たれても、整理された厚めの花弁が凛としているから好きだ。
引き算の美と、和洋折衷なのもいい。
(※ゴージャスなクォーターロゼット咲きの薔薇も勿論大好きであるが、昔のスッキリした薔薇も美しい。)


人間、
愚鈍でいいんだよ。
ひとつのことを
一生かけてやれば 
それでいいんだ。

私のバラ歴は、わが県を代表する故鈴木省三を中心に追いかけてきた。
それと流行の薔薇を組み合わせて…。
病気になり、自分に手間がかかり、
かつ両親の介護と猫の保護等で、だんだんに薔薇の数を減らしてしまった。

しかし、私の心の中では、薔薇をもうあきらめてしまっても、
四季を通じて、
春のうどん粉病、梅雨の黒点病、害虫、手でトール以外のやり方、
あらゆる薬品が脳内にインプットされている。
(それは、私が詳しいと誤解されている猫の病気の知識以上かもしれないのだ…。)
だから、皆さんのお庭を拝見させていただくのは大変に楽しい。
そして、他人の薔薇の画像なのに、5枚葉のところで、薔薇を脳内でピンチしている。








毎年、おびただしい数の薔薇の品種が産み出されており、世に出ない薔薇は処分されてしまうように、
流行から外れた薔薇も、やがて消えてしまう運命にある。
だけれども、このイングリッシュローズ大流行の中で、私はモダンローズの父の鈴木省三氏が大好きである。


薔薇の先駆者であり、やがて鳩山首相とも懇意になった、
若き鈴木省三は、
日本が、まだ焼け野原な時に薔薇展を開く。
そして、フランスの(パパ)メイアン社の「ピース」をそこに飾ったのだった…。

私の愛する園芸や芸術、動物関係の活動は平和だからこそである、
戦争は反対だ、美や文化を奪ってしまう。
(私は9条は故日野原先生と同じ意見である。)


(鈴木氏が亡くなられて、私は一ファンとして葬儀会場の前をウロウロとしてしまったのが、今では懐かしい。)



さて、
次に薔薇の香水のお話をしてみようと思う。
これも「ええっ!」と思われるお話ですが。

私は資生堂の「ばら園」が大好きで、その元になるのが鈴木氏作出の薔薇なのである。
その開発に至るまでのお話も好きだが、
やはり出来た作品が素晴らしくなくてはお話にならぬ、
この「芳純」の匂いはなんて自然の薔薇なのだろうと思うから。
勿論、私はティ・ローズ>ダマスクス・ローズの好みであるので。



鈴木氏の本にもつけてあります。

香水の瓶はころころとデザインが変わり、どれも素敵だが、
これが一番最初の資生堂「ばら園」です、右側。

左側は割と安価では似ているかな?のコーセー。これも一番最初の瓶。
冷暗所に密封。


さて、一番右のボディソープ、
実はたまに使うハンドソープで2階の洗面台に置いてある。

私には小脳形成不全のきーじがおり、粗相の酷かった日に、すべてを片付けて、
これで手を洗って、気分転換を図る時がある。
薔薇の匂いに、ストレスをなんとか回避しているといってもよい。

香水とは、香りの暴力になってもいけないので、
基本、病院、獣医等、香水はダメと思うが、
「ばら園」は、薔薇の花束の一輪に鼻を近づけた程度にしか匂わない。
香りの長続きもしないタイプ。
むしろ、柔軟剤や、ニベアのクチナシの香りのほうが強いと思う。

私は、年に数回、バラの香りが懐かしくなった時だけ、嗅いだりつけている。
髪が長いのなら、手首より、襟足がおすすめ。
私はヘアゴム当たりにつける、その後お団子、絶対に気がつかれない、
そして、一日のあれこれが終わり、
どんなに嫌なことがあっても、
髪をほどいて梳く時に、芳純の残り香があると、幸せになる…。

香りが取り外せる形もいい。

この丸いボールに「ばら園」を入れて、



こういう開閉できるアロマペンダントに入れる。
「ああだめだっ」て思うときに、一つずつコレクションしてきた銀製品。
この場合、一応ビーズを入れてみた。自分で丸めたコットンボールでもいい。

勿論、ビーズの穴に香水を入れてもいいのだ。(この場合はトンボ玉がふさわしい。)
そして、アロマペンダントを外に見せずに、洋服の中に入れてしまうのが良い。
(私はお酒は好きだが、煙草の匂いがとにかくダメで、これをイザとなれば、取り出して嗅いだりしたりwだが。)

私は香水については、
鈴木省三氏の「芳純」から出来た「ばら園」だけは愛しているといってもよい。

花を生けるのもフラスコだったり、


試験官が転がっていたり、






海でメノウを集めてみたりと、

普通ではないから、あまり自分の世界は語らなかったのだ。
私は体力もなくなり、薔薇を卒業するけれど、

皆様の薔薇栽培に、幸あれと願う…。

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2 コメント

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キャ〜❣️もう、素敵すぎるわ〜 (きなこママ)
2017-12-27 11:02:44
今日は ロザリアン きなこママにとって 極上の1日よ。
こういうblog好きです。もっと書いて。
鈴木省三さんの本 もう読みまくるね〜。
ありがとう、ありがとう、こういう情報欲しかったのよ。

芳醇ね、知ってる知ってる。名花。
でも 香りまでは知らないから
もうこうなったら 買って植えてみるわよ。

ハイブリッドティーのモダンローズ
残念な事に 私のお庭には無いのよね。
私は ギュッとなった オールドローズや デルバールさんの
香りの高いガーデンローズに惹かれるのよ。
香りの高いハイブリッドティー 挑戦してみようかなぁ。

みゃーさま たまには 薔薇論書いてちょうだいな。
返信する
ああ、恥ずかしい、恥ずかしい、恥ずかしい、 (みゃー大工)
2017-12-27 11:36:41
きなこママ様、大昔香水まで作ろうとしていたなんて…。

今、小田ロスで無気力なんです…。
もうだめです、私の人生はおわりました。
今年は更新できぬかもしれません。

書くどころか、あああ恥ずかしすぎて、
全部みせちゃるには、パスワード制考え中、マジ
薔薇の話だから、添削入らずざまぁ!!

嬉しいコメントをありがとうございました。
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