ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

これで良かったのか?迷う。

2017-04-11 17:25:16 | 健康・病気
※大したことはしていない、
だが脳がお疲れモードの毎日であり、だいぶ記事を溜めた、反省。


雨、
ニュースにもなるくらいの寒さに震えた一日。
シジュウカラは夫婦で訪問。












今日は父の入院先の病院の主治医からお話がある、
電話を受けた旦那が伝言ゲームで時間を間違え、午前11時の所を午後2時に変更、汗。








病院のこの清々とした空間、見習いたいものだ。

この洗面台も汚れなくていいね。

このカーブ萌え。

清々としながらも、飾りもある。

花瓶には猫。


父は故義母と違い、大事にされていると思う。



この当たり前の事、

これすらも故義母の入院先では守られておらず、窒息死した。

さて、
とても物静かで優しい主治医先生のお話では、父はご飯を食べない、
食事介助を嚥下専門のナースが試した一日だけ良かったが、それ以降は食事が出来ず、
僅かな食事介助と点滴のカロリー(一日のカロリーには到底足りない)で生きている。
ここは急性期の患者の病院であり、このままいずれ慢性期の老人病院へ、ソーシャルワーカーが探してたらい回しの退院になる、
この病院であとやれる治療が、鼻からか、胃からの経管栄養しかないと言う。

私は主治医に、一月に亡くなった義母が戦時中の餓えた子供の様にお腹を空かせ、
そのあげくがっついて、食事介助で誤嚥、窒息死して、「義母こそ胃瘻にしてあげれば良かった」と後悔している事、
「お腹を空かせていない、娘も忘れたアルツハイマーで高齢の父に果たして胃瘻が必要なのか」質問した。
また父がアルツハイマーの初期の時に、「進行したら殺してくれ」と言っていたことも話をした。

私は「先生のご家族だったら胃瘻にしますか?」と。
私はこの時点では、食事介助以外選択は無かった。

先生は、非常に言葉を選びながらも「難しいですね。しないという選択もありますが、
父は今すぐ亡くなるという訳ではなく、血液検査も低アルブミンではないので、
10日位考えて、そして私か、担当のナースにその結果をお返事下さい。」と。
なお、高栄養の物を流し込んでも、そうそう延命にはならないと思う、また胃瘻があろうとも誤嚥性肺炎は起こるともおっしゃる。

私は「今どきは胃瘻なんかしない」と言う義兄嫁の冷たさを思い出し質問した、
「今までに胃瘻を勧められて断ったご家族はいらっしゃるのか?」と。
すると、ここでは皆さんがされる、断るとしたらこの私が最初じゃないかと。

その場では、このまま父が食べなくてはスタッフの皆さんがお困りだろうと、
家の飼い猫にもする鼻からのチューブ、
多分嫌がって引き抜くだろう経鼻については、先生に「試しで父に一度はやってみても良い。」とお返事してお別れした。


私はとにかく脳をフル回転させた、本当に久しぶりに。

もうこれ以上の治療もなく、このまま治らないのなら、
やがて来る最期の日まで、天井を見て胴体と手を拘束されていないで、
食事介助のカロリーで良いので定期借地権で購入したあの有料老人ホームで、
ホスピスケアのようなことをしてくれないかと。
普段のように声をかけて貰ったり、コーヒーの香りを嗅ぐだけでもいいのだ。

今後の転院は、義母の亡くなったような病院に回されて看取るのが本当に嫌だった、、、
治療はしなくても人として扱って欲しい、私達も最期はホームで徹夜で付き添おうと…。

旦那は考えるとか、迷うということすらない、
「身体に管がついているので病院でないと絶対に無理だ、今後は病院たらい回しだ」とはなから私を相手にしないが、
私は老人ホームの契約時に「胃瘻も可」と書いてあるのをわかって契約したのだ。
ただしあの当時、自分は父にそこまでする気は、いや、しまいと思いながらだ。

さて、
ホームに行き、ホームにて施設長さん、ケアマネさんに、今の父の容態および、
「今後ここでホスピスのように無治療で良いので穏やかに死ねないのか?」を相談する。

お二人も、ようく考えてくれて、
「無治療で看取るもよし、ホームで出来る治療で看取るのもよし、ホーム一同で協力する」であった。
そして父があと少し生きるにしても、少しでも人間的に、快適になるには具体的にどうすればよいのかを話し合った。

父には腕に点滴と、下に尿の2つの管がついており、尿は導尿しても、
ここで血糖コントロールのインシュリン注射は出来ても、
このホームは拘束禁止で点滴を引き抜かれては水分補給も出来ぬ、また低血糖の対処や投薬の為にも、
胃瘻は(経口摂取が今後出来るかもしれず、あえて使わなくても)この入院中に作る事に話がまとまる。
また、父は寝たきりでもなく、返事もし意識はハッキリしているので、胃瘻を植物状態の人に作るのとは違う、と。
今、父を悩ましているのは食事の時の吸引であり、その苦痛を減らしてあげれる、と。

それと、父の介護度がぐんとあがってしまった、3どころではないので、
今日中に申請を区役所に出すべきなど具体的に話がまとまった。
何よりも、驚いたのはホームのケアマネさんが、父のお見舞いに行っている事を知った、
娘以上だ、有り難い事だった。
「ここで看取ろう。」と決意が固まる。


その話を終えて、病院にとんぼ返りし、
父の病棟のナースさんに「ここで胃瘻を希望し、その後ホームに帰る」事を伝える。

「胃瘻を選択します」と言った病棟を後にして、私は病院の駐車場の車の中で泣いた。




「義母を飢えさせて死なせた、何故今日のように頑張らなかったのか、義兄嫁に逆らえなかったのか自分。」と、
そして、逆に、
「実父でもうへとへと、なのにまだこれが続くのか、私は父をこのチャンスで死なせても良かったのに馬鹿だ、大馬鹿だ。」と…。

そして、その足で区役所に行って介護の申請の手続きをした。



この時、旦那は私に対して、非常に機嫌を損ねていたのだが、それにかまってなどいられない。
私は自分の父親にはベストを尽くしたと思うしかない。
胃瘻は身体に入れる管の、今の手や鼻の位置から、見えない胃付近への一本化でしかない、
効かなくても故実母が希望して打った抗がん剤のような、最期に残された治療の一つの選択でしかない。
それでも、これが延命だと言われるのか、
人の胃瘻について、今からでも勉強しなくてはいけない。
ただ、私は今迄の飼い猫にも病気で食べられない、しかしお皿の前には来る猫については、
強制給餌や鼻、首からチューブを入れた、それで彼等はお腹いっぱいになって寝てくれた。
父親が食べれずに低アルブミンに陥れば、いくらスタッフが体位交換しても、身体が栄養不良なのだから褥瘡は出来るだろう、
今迄の苦い失敗をしない、出来るだけ綺麗な体であの世に送りたいと誓った。




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