《ヴェルディ》２０２４年シーズン J1 第13節 AWAY 鹿島アントラーズ戦

3-3で引き分け

・試合メンバー

染野と林が契約上出場出来ず。

楓喜がスタメンに入り、山見はヴェルディ初スタメン、綱島はJ1初スタメン、裕翔はプロ初スタメンとなった。

・怒涛の同点劇

よく3点差を追いついた。

ただ勝ちまで見える展開だった。

あの岐阜戦を味スタで目撃していて、あそこまで行くとあの試合の再現になり逆転出来ると思っていたので、勝てなかった悔しさもある。

前半はほとんど良いところは無かった。

鹿島はさすがに上手いなと思うようなプレーが多かったが、特に後ろが変なところで勝手にミスしていて落ち着かない感じに見えた。

鹿島だし3位だからああいうミスはほとんどしないものだと思っていたので、これはつけ入る隙がありそうだとハーフタイムに思っていた。

しかし後半開始早々に失点し3点差に。

それでも全然いけると信じていた。

それは鹿島の監督とはJ2時代に何試合もやっていて、監督もチームも変なところで緩みを見せやらかすイメージがあり、3点差で勝手に緩んで隙を見せると思っていたので。

その兆候として、最近スーパーサブ的な起用で使われていた外国人を後半開始から使ってきたこと。

もう勝ったなと思ってるんだなと思える交代だった。

鹿島としては前半で2点リード。

しかも鈴木が決めて雰囲気は最高潮。

後半開始早々に3点目を取り、普通ならダメ押しになったはず。

そこからさらに点差を広げようと攻めるわけでもなく、かと言って守りを固めるわけでもなく、時間を稼ぐわけでもなく。

そんな中で齋藤が決め1点返されると、交代枠もほぼ使い切っていてどうするかのメッセージも送れない状況に。

そこからはほぼ一方的な展開になり、木村そして山見のゴールが決まり同点。

逆転まで行けそうだったんだけどなぁ。

・執念の3ゴール

反撃の狼煙は齋藤のゴールだった。

両足のミドルが得意と言われていたが、ようやく得意のミドルを決めてくれた。

2点目は木村。

翁長からのワンタッチクロスに山見が突っ込み、うまく触れられなかったがファーに流れていた木村が蹴り込んで3戦連発。

3点目は見木。

翁長のFKを谷口が落として木村がシュート。

これがうまく当たらず。

しかしボールはゴールラインに向かっていて、見木が触らなくても入ってただろうが、もうそこはチーム全体が持つゴールへの執念だと思う。

2点目の時は山見と木村以外に齋藤と松橋がフルスプリントでペナルティーエリアまで来ていた。

3点目では谷口の落としに木村と見木と齋藤が詰めていた。

交代で入った選手が短い時間でも出し切ろうというプレーをしている事と、前半あれだけ攻められたのにも関わらず試合終盤になっても、運動量が落ちたと全体が思わせないのが今のチームのすごいところ。

・着々と進む底上げ

裕翔は試合後に涙を見せていた。

色々な感情でグチャグチャになっていたんだと思う。

プロ初スタメンがアウェイ鹿島戦。

ミスが失点に繋がってしまったが、それ以外は十分やれていた。

消極的に行ってのミスじゃなく積極的に行ってのミスだから絶対に次の繋がる。

次はあっさりカットしてやれるようになればいい。

山見はヴェルディ初スタメン。

中2日で迎える次節ガンバ戦に契約上出れない。

そこをフル出場でしっかりバトンを繋いでくれた。

もしかしたらプロで初のフル出場なのかも。

それは今後に繋がるはず。

・その他

・次節

ホームでガンバ戦。

中2日と厳しい日程だが、染野や鹿島戦出場しなかった稲見が活躍してくれそう。

ガンバの監督もJ2でやったことあるが、堅い試合になりそうなイメージ。

こっちは3点差を追いついた勢いと、それを見て燃えている選手がいる。

仕事で味スタには行けないが、仕事が終わって勝っているイメージしか湧かない。