日々研鑽、指導者は如何にして分かる授業を組み立てられるか。永久の課題としてはいけない「割合指導」

2013年01月17日 10時55分14秒 | 日記

 先日NHKクローズアップ現代の番組で、生徒が先生の評価をして給与に反映させる制度と、県下最下位レベルの学校を最上位校に引き上げる校長先生をリーダーにして教員一丸となった取り組みが放送されていました。

 その番組から垣間見えたことは、「分かるまで教える・親切に分かりやすく教える」と言ったことが、やはり、信頼の源であると再確認出来ました。

 私自身も、およそ55年前の小・中学校時分を思い起こしますと、時代を反映して

か怖い先生ばかりで、たった1年間の小学3年生だけは、優しく分かるまで丁寧に

教えて戴き登校が楽しく成績が向上した事、今になっても鮮明に覚えています。

 「私の教育信条は、この恩師の姿を追い求めて今に至っています。」

 「割合」の学習を生徒が分かったと感じる事の出来る指導法の確立。

 ちょっと考えて見てください。

 割合の指導研究は、いつ頃から始まったのでしょうか?

 割合の理解到達度は、どの程度でしょうか?浸透出来ているでしょうか。

 指導者の指導力は、向上出来たでしょうか。

 相当長い年月が経っています。研究するに・実践するに十分な期間であったと

思います。検討委員会での「検討」ばかりが続いていたのでしょう。

 そうでないと、小6の多く「割合」苦手と言う記事など載るはずがありません。

 急がれています。70%前後に達する程の割合で「理解出来ていない」生徒が

存在している筈です。

 どの様にすれば解決するのでしょうか?

 

 次の設問を少し考えてみて下さい。

 (設問 1)    60リットル・毎分15リットル・何分

 この設問から、立式と文章問題を作成して下さい。

 

 もし、この問題が答えられない場合は、

生徒にとっては、割合の理解が出来ていないことを裏付けますし、

指導者には、分からせる授業の努力不足と研究不足が、証明されます。

 生徒の理解度と指導者の力量が、見抜ける問題となりえます。

 

「割合の理解が不足した場合」は、線分図の図解とその利用においても支障を

きたす場合が生じます。

 子供たちは、知りたがっています。分かり易い指導を待ち望んでいます。

 

 もう一問

 (設問 2)   2割引・売価4000円・定価何円

        生徒は、どの様に指導を受ければ分かり易いのか。

        先生は、どの様な教え方が、理解に到達させられるのか。

 

 (設問 1)(設問 2)は、一つのバロメーターになるものと思います。

 指導方法は、いろんな角度から考える事ができます。

 この事が、勉強を楽しませてくれる要素となっています。

 


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