メールで、Amazonからの品物が届いたと通知があり、
職場近くのコンビニ受け取り。
ニュースでは、
配便最大手のヤマト運輸が9月末までに宅配便の基本運賃を引き上げる方針を固めた。ヤマト運輸の長尾裕社長が日本経済新聞の取材で明らかにした。全面値上げは消費増税時を除くと27年ぶりで、アマゾンジャパン(東京・目黒)など大口顧客と交渉に入った。現在は無料の再配達については、荷主と共同で削減に取り組む一方で「協力を得られないなら運賃体系に反映しなければならない」として有料化に含みを持たせた。
ということで、再配達は将来的に有料となる可能性があるということで、
最近はAmazonでの購入はコンビニ受け取りにしています。
でも、そうするとコンビニのバックヤードが宅配の荷物であふれるかもしれない。
さて届いたのはまず、文楽のDVDボックス。
「菅原伝授手習鑑」の4枚組。
4月の文楽公演の六代豊竹呂太夫の襲名披露の演目が「菅原伝授手習鑑」の「寺子屋の段」ですね。
このVol.4のDVDに収録されている「寺子屋の段」は 平成元年4月 国立文楽劇場での映像で、
竹本織大夫(現・竹本綱大夫)、鶴澤燕三(5代)
(人形役割)
女房戸浪/吉田簑助、武部源蔵/吉田文雀、女房千代/吉田文昇、松王丸/吉田文吾、春藤玄蕃/吉田玉女(現・2代吉田玉男)
よだれくり/吉田勘緑、菅秀才/吉田勘弥、一子小太郎/吉田簑次郎、下男三助/吉田玉志、御台所/桐竹勘壽
四月の公演では
豊竹呂太夫、鶴澤燕三(6代)
(人形役割)
女房戸浪/桐竹勘壽、武部源蔵/吉田和生、女房千代/吉田勘十郎、松王丸/吉田文吾、春藤玄蕃/吉田玉男
よだれくり/吉田勘緑、菅秀才/吉田和馬・吉田蓑之、一子小太郎/吉田簑太郎、下男三助/吉田玉路、御台所/吉田簑史郎
春藤玄蕃だけが同じ二代吉田玉男さんで、他はみんな違っていますね。
もう一つ届いていたのはこれまた文楽関係の書籍、桐竹勘十郎の「一日に一字学べば・・・」。
勘十郎さんが14歳で入門した文楽の世界――どんな修業を積んで、舞台の中央に立つようになったのか?
長い、長い修業の日々を経て、一人前の人形遣いになるまでを語ります。
題名は「菅原伝授手習鑑」の「寺入りの段」での菅秀才の台詞からですね。
京都芹生の里で寺子屋を開いている竹部源蔵の屋敷が舞台です。
竹部源蔵は村の集まりで留守。
五作の息子で十五歳になるよだれくりが源蔵が留守なのをいいことに
「コレ皆見や。お師匠さんの留守の間に手習ひするは大きな損。おりゃ坊主頭の清書きした。」と戯言。
それに対して菅秀才が
「一日に一字学べば三百六十字との教へ。そんな事書かずとも本の清書きしたがよい。」
ここから取ったんですね。
この後源蔵が村の寄り合いから戻ってくるところから「寺子屋の段」となるのです。
複雑な人間関係、義理によって、自分の息子を犠牲にする松王丸。
四月までにこの本を読まないとね。
勘十郎さんは以前文楽劇場に置かれていた文楽公演スタンプのイラストを描いておられました。
どこかにたくさんあったと思うのですが、とりあえず探せたのは「伊勢音頭恋寝刃」の福岡貢。
この本の中に彼の描いた何枚かのスタンプ、カットが載っています。
へ~、少年時代、漫画と絵を描くことが好きだったからなんだ。
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