3月2日の朝刊に、修二会のお松明の記事。
前にも書いた、特別優待のリボンをもらったので行ってみることにします。
今日のお松明はいつもより30分遅い7時半から始まるようです。
この優待リボンがあれば4時から観覧場所に入れるようですが、
3時間半も待つのは嫌なので5時半ごろに着くように部屋を出ます。
コロナ騒動のせいで、観光客はすくない、東大寺の参道。
中国語や韓国語はほとんど耳にせず、静かな参道となっています。
大仏殿へと向かうと南大門。
そこには運慶・快慶をはじめとする慶派の仏師が作った金剛力士像。
吽形、阿形の二体が向かい合って立っています。
南大門をくぐると向こうに中門と大仏殿。
その手前を右に向かうと二月堂参道、
実は大仏殿の裏にも裏参道があり、リボン保有者はそこから二月堂へ向かうのです。
奈良太郎を見てから裏参道に向かおうとここを右折して二月堂へ向かいます。
鏡池と中門、大仏殿。
途中に大きな白いアシビや濃い紅色のアシビ。
鏡池と中門、大仏殿を背に、石畳の坂を上ってゆきます。
東大寺の鐘楼、そこには大きな梵鐘「奈良太郎」。
左手前方に「俊乗堂」。今は拝観できませんが、中には重源商人座像が安置されています。
では、ここから裏参道へ向かいます。
途中に梅が咲いています。
裏参道に出ました。
絵になる風景ということで、春になると多くの絵かきさんがスケッチをしている場所です。
向こうに二月堂が見えています。
二月堂はもうすぐそこ。
なにやら行事があるということで優待エリアに入れないので、少し離れたところへ移動して。
柵のむこうが一般エリア。凄い人出です。
後ろに見えているのは法華堂(三月堂)。
ここから見た二月堂。
もうすでに優待エリアに人が座っています。
順に優待エリアに案内されます。
途中にお松明。
良弁杉、二月堂。
二月堂のすぐ前が優待エリア。
二月堂の南側の階段を、何かを担いだ一行が昇ってゆきます。
中に若狭井のある「閼伽井屋」。
籠松明。
警官と、荷物を担いだ関係者が階段を下りてきました。
さて、この良弁杉の近くに腰を下ろしました。
しかしこの場所でこんなに空いているお松明は初めてです。
優待リボンの効果ですね。
上を見ると二月堂の舞台。
だんだんと太陽が沈み、空がオレンジ色に変わってきました。
そして生駒山に日が沈んでゆきます。
右下には東大寺大仏殿の屋根のシルエット。
時折道内から走る音や何かをぶつける音が聞こえます。
すっかり暗くなりました。
始まるまでもう15分。
腰を上げて立つように指示がありました。
座るときに使った椅子やシートは畳んで持つようにとも。
手すりが燃えないように関係者が欄干部分に水を撒いています。
宵の明星。
一般エリアではギュウギュウ詰め。