夢みるpocoの昼と夜☆

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自由気ままに感じた事を綴ったブログです。

Jane Austen:ジェイン・オースティン『Sense and Sensibility/分別と多感』

2016-03-03 | Jane Austen ドラマ&映画…
以前、盛り上がった時に一気にUPしたかった
Jane Austen:ジェイン・オースティン企画。
頓挫してしまったけど、やはり、良い作品は広めたいので、
頑張って復活させたいと思います!!!
まだまだ続くよ…


Jane Austen:ジェイン・オースティン狂
鑑賞&読書:第3弾
『Sense and Sensibility/分別と多感』
1811年刊行。

<画像出典元:http://www.amazon.co.jp


自分の思いを秘める「分別」の姉と、
自分の思いに正直な「多感」な妹…
正反対の姉妹それぞれがたどる恋の行方は!?


<物語>
エリノア&マリアンヌの姉妹は、
父親が死去し、財産を継子の兄が継ぐことになり屋敷を出ることとなった。
継兄の妻の弟エドワードと親しかったエリノアは、
寂しく思いながらも彼と離れる道を選ぶ。
引っ越し先で、ブランドン大佐に想いを寄せられたマリアンヌであったが、
青年ウィロビーとの恋に夢中になる。
しかし、
急遽ウィロビーがロンドンへ行き、連絡がとれなくなってしまう。
マリアンヌは、彼を追ってロンドンへ行くが、
ブランドン大佐からウィロビーの意外な過去を知らされる―。
姉のエリノアも心を寄せていたエドワードが婚約中の身と知り一人哀しみに暮れる。

自分の思いを秘める「分別」の姉と、自分の思いに正直な「多感」な妹、
対照的な二人の愛の行方。ラブロマンスの王道。


<文章引用:http://www.amazon.co.jp/



ジェイン・オースティンの作品の中で一番好きなのは?
と問われたら…とても返答に困るが、
ーーー映像化に関して言えば…おそらく、
2008年のBBCのドラマの
『Sense and Sensibility/分別と多感』

答えると思う。
それくらいお気に入りの作品だ。


<画像出典元;https://en.wikipedia.org


BBC Sense & Sensibility | 2008 |

<37 Alohafulさんよりお借りしました>

<キャスト>
Elinor Dashwood:エリノア・ダッシュウッド/Hattie Morahan ハティ・モラハン

Marianne Dashwood:マリアン(マリアンヌ)・ダッシュウッド
/Charity Wakefield チャリティー・ウェイクフィールド

Edward Ferrars:エドワード・フェラーズ/Dan Stevens ダン・スティーブンス  
Willoughby:ジョン・ウィロビー/Dominic Cooper ドミニク・クーパー 


SENSE&SENSIBILITY: Edward and Elinor - Suspicious Mind

<Chiara Giudiceさんよりお借りしました>

今をときめく『ダウントン・アビー』
ダン・スティーブンス
若手注目株のドミニク・クーパーが出演!
こんな所にこんな俳優が!
期待していなかったのにこんなに面白い!!!
というのが、英国ドラマの醍醐味だ。



<画像出典元:https://jp.pinterest.com

この作品のエリノアとエドワードが好きで
とってもいい雰囲気で素敵すぎ

原作では、エドワードは、けっしてハンサムではなく、
はっきりしない男で、イライラさせますが…
ダン・スティーブンスは、かっこ良過ぎます(笑)
エリノアを演ずるハティ・モラハンの
凛とした清楚な美しさ…
情熱を秘め、理性的に感情を抑える微妙な演技が
とにかく素晴らしい


<画像出典元:https://jp.pinterest.com

妹マリアン=チャリティー・ウェイクフィールドは、
とにかく華やかで現れると、画面がぱ~~~と明るくなります。
とてもチャーミング。

エレノア=ハティ・モラハンとは対照的。
まさに静と動。


<画像出典元:http://www.fanpop.com


<画像出典元:https://jp.pinterest.com

映画『いつか晴れたに日』程の派手さはないけれど、
原作に忠実に淡々と物語が進んで行くので、
地味だけれども切々と訴えてくるものがあり、
…しみじみと胸に染み込んで来ます。

キャストの年齢も原作に近いし
映像とキャストの演技に魅入られる。
衣装も可愛いし、景色はとにかく美しいし…

個人的には、
ちょっとDVDが欲しいなぁ~と
思わせる確かな何かがある…巧く言葉で表せないが。


<画像出典元:https://jp.pinterest.com


オープニングの曲と映像のセンスの良さ

Sense & Sensibility 2008 opening credits

<monynice89さんよりお借りしました>






一番有名な映像作品は、
イギリスを代表する女優
エマ・トンプソンが主演&アカデミー脚色賞受賞作
『Sense and Sensibility』
日本タイトル『いつか晴れた日に』

1995年公開。イギリス&アメリカ合作映画。
アン・リー監督

同作でベルリン国際映画祭 金熊賞を受賞してます。


<画像出典元:http://www.amazon.co.jp

Sense and Sensibility Trailer

<hillkatbackさんよりお借りしました>

エリノアをエマ・トンプソン
マリアンンヌをケイト・ウィンスレット
エドワードをヒュー・グランド
ブランドン大佐をアラン・リックマン!!
シャーロット・パーマーをイメルダ・スタウントン
パーマー氏をヒュー・ローリー!

なんて豪華メンバー!!!
くらくら~~~
136分という短い時間で作品の世界感を見事に映像化されていました。
第68回アカデミー賞にて脚色賞も当然!!!


<画像出典元:http://www.fanpop.com

エレノアをエマ・トンプソンが演じるのはかなり無理があるだろうが、
(歳を取り過ぎている
持ち前の演技力で何事もなかったかのようにカバー
さすがです!

はっきりしない優男のエドワードは、ヒュー・グランドにぴったり!
こちらもダン・スティーブンス同様、ハンサム過ぎですが。
原作に近いのは、頼りなさ(笑)で、こちらに軍配が上がります。

ケイト・ウィンスレットのマリアンはピッタリ
この役でアカデミー助演女優賞ノミネート。
やっぱり、演技が巧いです。
『朗読者』原作の『The Reader~愛を読む人』を観た時に
凄い!と思って、アカデミー賞でオスカー獲っただけある。

そしてこの作品の目玉は(個人的に)
アラン・リックマン演ずる、ブランドン大佐だ!!!
う~~~ん、カッコイイ

本当に渋くて知的な大人で…
原作のイメージにぴったり。
<残念ながら、アラン・リックマン氏は、
69歳という若さでお亡くなりになってしまいました…
ご冥福をお祈り致します




<画像出典元:http://www.fanpop.com



<画像出典元:http://www.fanpop.com

こんな所にヒュー・ローリー(笑)

<画像出典元:https://jp.pinterest.com






『知性と感性』
1981年:イギリスBBC作製。


<画像出典元:http://www.amazon.co.jp

監督:ロドニー・ベネット
キャスト:イレーヌ・リチャード/トレイシー・チャイルズ
ダイアナ・フェアファクス/ ピーター・ゲイル

Marianne and Willoughby - S&S 1981

<OldFashionedCharmさんよりお借りしました>

BBCクラシックシリーズでレンタルや購入可能です。
画像は、荒いのは古いので目をつぶりましょう。
この作品でなにが残念かって、三女のマーガレットが存在しない!
びっくりぽんです
物語的には、居なくなっても支障がない存在ではあるかもしれませんが…
映画程尺が短い訳ではないのに何故なんだろう???
あのキャラクターは、いい味出していたので残念です


さらに遡ると…
1971年にも映像化していました。
こちらは、下の動画サイトさんで、映像をUPしてくれている方が
いらっしゃるので、字幕なしですが、視る事は出来ます。
う~~~ん、古い!

SENSE & SENSIBILITY (1971) Episode 1 Part 1/5

<Ksliron7991さんよりお借りしました>






Jane Austen:ジェイン・オースティン『Emma/エマ』

2015-01-08 | Jane Austen ドラマ&映画…
ーーー昨年から引き続き、
相変わらずの英国文学&ドラマにハマまくり、
読んだり観たりしている日々です。
いや~~~、奥が深くて、面白いです。
特にBBC製作ドラマがお気に入りなのですが、
原作と数々のドラマ化されたものを見比べのが愉しくてしょうがない!!!
いやはや、いつまで続くのやら…


Jane Austen:ジェイン・オースティン狂
鑑賞&読書:第2弾

Jane Austen『Ema/エマ』
1815年刊行<1814~15年執筆>長編小説。


<画像出典元:http://www.amazon.co.jp

<物語>
エマ・ウッドハウスは美人で頭が良くて、村一番の大地主のお嬢さま。
私生児ハリエットのお相手として、美男のエルトン牧師に白刃の矢を立てる。
そしてハリエットに思いを寄せる農夫マーティンとの結婚話を、
ナイトリー氏の忠告を無視してつぶしてしまう。
ハリエットはエマのお膳立てにすっかりその気になるのだが―。
19世紀英国の村を舞台にした「オースティンの最も深遠な喜劇」。


作者曰く、
『作者の私以外は誰も好きにならないようなヒロインを書くつもりです』
との事でしたが、
わたしは、エマ、結構、好きです

人間出来過ぎよりもどこか欠点があった方が魅力的です。
家柄も容姿も良くて、家族愛にも恵まれ、性格も快活で、いつも皆の中心のエマ。
苦労も悲しみも経験のないまま育ったお嬢様が主人公だ。
ピアノも絵画もある程度そつなく出来ちゃう、
でも忍耐と努力を知らないかそれ以上は腕が磨けない。
そんな彼女が夢中になるのは、
自分は、結婚する意志がないのに人様の恋のキューピットになるのに夢中。
おせっかい&妄想、炸裂!!!
世の中そんな自分が思う程うまく行くはずもなく
自分の心さえ分からないのに人様の心なんて!!!
数々の失敗を得て、成長していくのですが、
そんなおマヌケな彼女が可愛らしい。


最初に観た映画は、グウィネス・パルトロウ主演『Emma/エマ』
1996年のイギリス映画。
↓↓↓

<画像出典元:http://www.amazon.co.jp

Emma (1996) Official Trailer - Gwyneth Paltrow, Ewan McGregor Movie HD

<MOVIECLIPS Classic Trailersさんよりお借りしました>

生意気な感じのエマに原作のイメージぴったり
とてもキュートかつお上品。
今の所、My Emmaベスト!です。

お父様(ジェームズ・コスモ)も素敵だし、
ナイトリー氏(ジェレミー・ノーサム)もカッコイイっす
『エマ』って声音が愛情が込もって厳しく優しくいいんですよね~

ハリエットは、ちょっとどんくさい感じでいまいちです。
原作のイメージともちょっと違う。惜しいなぁ。

フランク・チャーチル氏は、ユアン・マクレガー


観た中で、製作年代が一番古いBBCTVドラマシリーズ。
1972年。
↓↓↓

<画像出典元:http://www.amazon.co.jp

EMMA (1972) Episode 1 - Part 1/4

<Ksliron7991さんよりお借りしました>
BBC adaptation of Jane Austen's novel Emma.

いや~~~古いですねぇ。
エマのイメージはとても原作に限りなく近いのですが、
ちょっぴり老けて見えるのが残念
ナイトリー氏もハンサムに見えないのガックリ
原作だとこれくらいの年齢差だから、
2人の見た目のバランスは良いと思います。

ウッドハウス氏とウェストン夫人がイメージと違い過ぎて

映像も室内のスタジオで撮影したらしく、
屋外との画像のアンバランスがなんとも甚だしく観るに耐え難い。
それ意外は、なかなか良いのでまぁ、古いからしょうがないかなぁ~



こちらは、ケイト・ベッキンセイル主演のエマ。
1997年製作。
↓↓↓
Emma 1997

<Николай Крукさんよりお借りしました>

You - Emma/Knightley

<LineNeveleさんよりお借りしました>

いや~、俳優の皆さんがお若いコト!!!
ケイト・ベッキンセイルは、随分と垢抜けましたね~。
この作品では、まだまだ青臭い(笑)

ナイトリー氏は、今やハリウッドの悪役でも有名なマーク・ストロング
帽子を被ると格好良さが増ます(笑)
一番、貫禄があって、紳士の鏡って感じでした。

ハリエット嬢役の女優さんは、確かジェイン・エア役演じてなかったかな?
フランク・チャーチル役は、
この作品の俳優さんが私の中では一番原作のイメージに近い。

エンディングのシーンは、この作品が好きかなぁ。


今までの中では、ベストに近い作品がコチラ
2009年BBC作製のミニドラマシリーズ

↓↓↓
Emma (BBC 2009) trailer

<eifos23さんよりお借りしました>

オープニングから(音楽&映像)に引き込まれてしまいました。
センスが良いんですもの~~~!!!

ロモーラ・セイディ・ガライ演じるエマは、
なんとも表情が豊なひまわりのよう。
ちょっとお上品さが足りない感じですが、好感は持てます。
この役で、ゴールデングローブ賞主演女優賞ノミネートされています。

ナイトリー氏は、アメリカのドラマ
『Elementary~エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』で活躍中の
ジョニー・リー・ミラー
若過ぎやしないか?とも思いましたが、この2人のカップルもなかなか素敵

ウッドハウス氏も素敵です

ハリエットが超可愛い
つーか、可愛過ぎる~~~!!!
こんな髪型にしてみたいいや、出来っこないけどね。


ロバート・マーティンは、格好良過ぎて印象に残り過ぎ(笑)
でも、この作品のハリエットとはお似合いです。

エルトン氏は、『ダヴィンチ・デーモン』のブレイク・リットン
まぁ、おおげさな演技が笑っちゃいますが、なんだかこの役合ってると思う。

残念なのが、フランク・チャーチル&ジェイン・フェアファクス
地味過ぎる~~~~

ーーーこのドラマの何がそんなに惹き付けたと言うと、
ウッド・ハウス家のモデルとなった邸宅&庭!!!
とにかく一見の価値有りあり~~~。

ドンウェル・アビー(ナイトリー氏の屋敷)から彼がウッド・ハウス家まで
歩いて来るシーンが素敵です。

とにかく全てが美しい映像美にうっとり

Emma & Knightley - Obvious

<Kanál uživatele TheAlena31さんよりお借りしました>

Emma in 100 (BBC, 2009)

<Made by a Stromさんよりお借りしました>








Jane Austen:ジェイン・オースティン『Mansfield Park/マンスフィールド・パーク』

2014-10-22 | Jane Austen ドラマ&映画…
Jane Austen:ジェイン・オースティン狂
鑑賞&読書:第1

『Mansfield Park/マンスフィールド・パーク
1814年刊行<1811~1813年執筆>長編小説

<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/

<物語>
親が愚かな結婚をしたために、貧乏人の子沢山の家で育ったファニー・ブライス。
10歳の時に親戚の准男爵家に引き取られる。
虚弱体質で内気な少女は、叔母のいじめと、いとこ達のからかいにあいながら、
もう一人の叔母である准男爵夫人のお世話係として、ひたすら耐える日々を送る。
唯一の味方は、いとこのエドモンドで、ファニーは、彼の導きで読書の喜びを知り、
立派な道徳心を身につけた、感受性の豊な女性へと成長する。
そして、ファニーは、エドモンドに対して、尊敬と感謝と愛情が入り混じった恋心を抱くようになる。
<ちくま文庫版:訳者あとがき一部引用>


『高慢&偏見』の原作&映画をご存知の方は、
比べてしまうと主人公のキャラクターがえらく地味である。
賛否両論のこの作品、でも物語としては、やはり人気があるのも頷ける。
面白いのだ。
主人公が無個性と評価もあるが、それには、反論したい。
『虚弱体質で内気で無口&岩のように堅固な道徳心を持つ』と言うのも
りっぱな個性である。(と私は思う)

映画を2本観た後に原作を読んだのだか、
ーーーと言うのも、原作を先に読んでしまうと
どうしても自分のビジョンに合わないと観れなくなってしまう危険性があったからだが、
今回は映画が先で良かったと思う。
脚色多いし、そのシーンを飛ばしていいの?と
自分としては、有り得ないカットのされ方をしていたりして、
まぁ、あの分厚い原作をまんま映像化するのは難しいし、
まんまだとつまらないのも分かるが…
主人公の個性は変えてはいけないよね~。
違う物語になっちゃう


最初、この物語に出会ったのは、コチラ
↓↓↓

<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/

2007年、ITVテレビシリーズ作品。

Mansfield Park

<Luthi3n84さんよりお借りしました>

Mansfield Park - Trailer

<Logon Multimídiaさんよりお借りしました>

ファニー役の女優さんビリー・パイパー
<全英1位を獲得したこともあるポップ歌手で、その後、俳優に転身。
なんと!ポケモンの劇場版英語版サントラ提供しているらしい!>

けっして美人ではない
そして、原作を読んで私が思い描くファニーではない。
でもファニーの繊細な心の模様を巧く演じていたように感じられます。
エドマンド役の俳優ブレイク・ リットソンは、私の原作のイメージに近いかなぁ~。
いや~、この俳優さん濃くて、目力あるので印象的。
最近では、BBCドラマ『ダ・ヴィンチ・デーモン』リアリオ卿でおなじみ。
ジェイン・オースティンのBBCドラマ版『エマ』にも出演しています。

このミニドラマのファニーは、内気だけど元気なイメージ。
控えめだけれども自然児でハツラツとしていて、とても虚弱体質って感じではない。
叔母のノリス夫人(ファニーの母の姉で彼女をいじめる)に対して
ちょっと反抗的な態度をとったりする。これも???
エドマンドもすごく静かで穏やかな感じだが、原作ではもうちょっと情熱的だ。
だから、本当は、原作ファンは?かもしれない。
そしてなにより、ファニーが実家へ帰るシーンが欠けている。
これは、物語上、非常に大切なエピゾードなので、これを省くとは信じがたい。
まぁ、1時間半という短い時間にあの物語を凝縮するのは無理と言うもの。

そうそう!
ファニーの兄ウイリアム役はなんと、ジョセフ・モーガン
<The Vampire Diaries、The Originals/クラウス役>

このファニーと兄のツーショットはかなり可愛かった



その次に観たのがコチラ
↓↓↓

<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/

1983年BBC製作:イギリス作品
なんと30年くらい前の作品!
DVDの映像の荒さや色褪せた方がそれを物語っています。
衣装も素敵なんですが、やはり、時代を感じさせます。

こちらは、1997年版に比べて、原作をほぼ忠実に映像化しています。
テレビシリーズなので、結構長いです。
DVD2枚分!
台詞もまんまの所がある。
ファニーもほんとうに地味だ。
役者が不細工って言う批評もあり
酷いな~と、私は、顔よりも動きが気になりました。
本当にとろそうなんだもの。不器用そう。
ダンスシーンとかもリズム感が無いぞ~頑張れ~って感じで。
あれが、演技だったら凄いと思います。

エドマンド役は、イメージじゃない。
ファニー似合ない!
兄のトムより老けて見えるし、かなり残念

ただ、他のキャラクターは、なかなかいい感じでした。
准男爵家夫人なんかもう、怪演!!!

最初はかなりゆるりとじっくりと話は進むのですが、
最後の方はあれよあれよの展開で。
でも原作もそうなんですよね~。
オースティン自体がこうねってあ~なってと
総仕上げみたいな感じで書き上げています。
それは、読者側の創造性を大切しにての手法なのかもしれないが、
私としては、しっかり描いて欲しかったなぁ。




<画像出典元:http://www.amazon.co.jp/



他にも1999年版のミラマックスの映画版があるが、
これは、DVDレンタルがなくて、観れてませんが、予告編を観る限り、
原作とはちょっと違うニオイがする。
ファニーが魅力的すぎる!!!
↓↓↓
Mansfield Park (1999) HQ trailer

<zhukaiwwさんよりお借りしました>


こちらは、どうやら、舞台で演じられたらしい。
演出どうやったんだろう???
気になる所です。
↓↓↓
Mansfield Park Trailer (2013)

<TheatreRoyalBuryStEdさんよりお借りしました>

最近では、ラジオドラマが放映されたらしい。
ジェイン・オースティン出版200周年を記念、BBCラジオ放送。
2003年の脚色版。
すげぇ~なぁ。
なんとなんと!!!
従兄弟のエドマンド役とベネディクト・カンバーバッチ
長兄のトムをデヴィッド・テナントを演じています!!!
う~~~ん
イングリッシュ英語が耳心地いい~~
↓↓↓
Mansfield Park - Episode 1/10


Mansfield Park - Episode 4/10

<Anupapaya Poopyさんよりお借りしました>





Jane Austen:ジェイン・オースティン狂

2014-10-06 | Jane Austen ドラマ&映画…
今更ながらではあるが、
ジェイン・オースティン原作の映画やドラマを観まくっている。

そもそもは、
イギリス俳優を追って観ていなかった作品を
色々と観てみようって事で、2007年のイギリス映画
『 Becoming Jane:ジェイン・オースティン 秘められた恋』
を観たので火が点いた

Becoming Jane (2007) Official Trailer - Anne Hathaway, James McAvoy Movie HD

<MOVIECLIPS Classic Trailersさんよりお借りしました>

ジェイン・オースティン作品は、古くから度々映像化され、
同じ作品でもドラマや映画など何本かあるので、
それぞれを比べて観れるのが楽しい


ジェイン・オースティン作品との出会いはかなり年月を遡る。

一番最初に観たのは、かなり前に友人達に薦められて観た
コリン・ファース主演の
『Pride and Prejudice:高慢と偏見』
1995年イギリスBBC製作ミニドラマシリーズ。
監督:サイモン・ラングストン
5時間ほどあるこのドラマもなんのその面白くって一気に観れます。

その後、すぐに2006年に劇場公開された
キーラ・ナイトレイ主演の
『PRIDE & PREJUDICE:プライドと偏見』を観た。
2005年イギリス製作:劇場公開。
こちらは、2時間ちょい。
やはり、最初に5時間強のBBC作品を観ちゃっているので、物足りない。
でもシーンによっては、こちらの方が素敵って所もありました。

ーーーその後、原作も読み
さらに若かりし頃のサー・ローレンス・オリビエ
Mr.ダーシーを演じた『高慢と偏見』1940年アメリカ製作版のDVDを購入。
見比べて楽しさ倍増!


ーーーそして、最近では、
『Emma エマ:エマ』
1996年イギリス映画。
グウィネス・パルトロー主演。

『Sense and Sensibility:いつか晴れた日に』
<『分別と多感』原作>
1995年アメリカ・イギリス合作映画。
アン・リー監督作品。
エマ・トンプソンがアカデミー脚色賞を受賞しています。

『Mansfield Park:マンスフィールド・パーク』
2007年イギリス製作。

『Northanger Abbey:ノーサンガー・アベイ』
2007年イギリス製作。ITVテレビ映画。

とまぁ、
次々と観まくっているわけですが、
原作も然り、映画も日本では、そんなに浸透していないような気がする
ジェイン・オースティン作品。
なんでだろう???
私が知らないだけで人気があったりするのかしらん???

世界中の女性に今なお読み継がれている作品であり、
英国文学界では、シェイクスピアとならんぶ程の人気ぶりと言われていたり、
研究者も多いようだし、
『ジェイン・オースティンの読書会』なんて映画があるくらいで、
原作も映像化は、かなりされて来ているのに。
???

実際に私自身がジェイン・オースティンを知ったのも
いい大人になってからだし、
原作を読みたいと思って本屋を探しても全てが手に入るわけではない。

結局は、通販で購入する訳で、残念ですね~。

時間があったら、感想も上げて行きたいけど
取りあえずは、観たり読んだりするので精一杯!

まだまだ続きますよ~
あぁ、愉しい!!!


そろそろ、
またリバイバル作品がと期待しているのですが、
次はどの作品がいいかなぁ~とか
もし、『高慢と偏見』だったら、
次は誰がMr.ダーシー役を演じるのかしらん?とか
色々と想像するのもまた一興