<画像出典元:
http://www.imdb.com/title/tt5159916/>
英国BBC制作のTVミニシリーズのドラマ
『THIRTEEN〜サーティーン/13 誘拐事件ファイル』を見た。<全5話>
ドラマ『アウトランダー』ロジャー役のリチャード・ランキン氏が
刑事役で出演されています
Brand new drama Thirteen from BBC Three: Trailer
<BBCさんよりお借りしました>
『ブロード・チャーチ』でも他のドラマでもイギリスの俳優さんは
演技が自然で巧いので、ぐいぐい引き込まれるし、
ドラマの脚本、作り方が巧いなぁ〜と改めて感じた。
このたった60分×全5話で観終わった後の充実感!
一体何が違うと言うのだろう???
<画像出典元:
http://www.imdb.com/>
<story>
2003年、13才のアイビー・モクサムは誘拐・監禁される。
ーーーその13年後、
自力で脱出した彼女は父アンガスと母クリスティーナ、そして妹のエマの元に生還した。
既に娘のことを諦めていた彼らに突然姿を現したアイビー。
体は26才だが精神的には誘拐された当時の13才のままの彼女は家族との生活にも、
様々な障害が立ちはだかる。
恋人だったボーイフレンドともかつての青春の輝きを取り戻す中、様々な謎が渦巻く。
2人の刑事、エリオットとリサはアイビーの証言と基に犯人の割り出しを急ぐ。
彼女の心の痛みが癒されることはあるのか?
自分自身の存在価値さえも分からない時に、人間としての尊厳を取り戻せるのか?
そして犯人はアイビーの次の獲物を誘拐して、姿を消した。
その被害者を救うためにアイビーが挑む“ある選択"。
果たして彼女と犯人の間には何か起こっていたのか?
そして第二の被害者は無事に救い出せるのか?
そしてアイビーが誘拐・監禁されたのには隠された“ある秘密"があった。
ストーリーは事件の真相と共に衝撃の展開を見せていくのだった…。
<文章引用:
https://www.amazon.co.jp/>
アイビーを諦めていた家族。
父には愛人が妹には婚約者がいて、アイビーの知らぬ間に家族は変わっていた。
バラバラの家族が彼女の為に元の幸せな家族を取り繕うが
精神年齢は13歳のまま体だけ成長し、取り残されてしまったアイビー。
空白の13年間のぎこちなさは、否めない。
溝を埋めようと母は躍起になり、父は戸惑う娘の意見を尊重しようとし
家族間にも意見の食い違いが起きて来る。
が、徐々に打ち解けて来るアイビーがそんな中、
父の浮気や妹の疑いが明るみに出て、
アイビーの唯一大切だった思い出が崩壊する。
アイビーが何故、嘘を付いたのか?
ストックホルム症候群なのか?
次々と明かされて行く衝撃の事実。
家族とは何か?
ーーー魂の救済と尊厳、
難しいテーマを丁寧に重厚感を持たせて表現されている。
残念だったのが、
リチャード・ランキン氏演じる刑事と相棒の恋愛劇
<必要だったのかなぁ〜?>
と犯人像<意外性がなかった>
犯人を登場させないで謎を残したまま作れなかったかなぁと思ったりして。
ーーーとは言え
淡々と進んで行く英国ドラマならではの人間の心理を繊細に描き出す重厚感と
それを吹き飛ばす程の
最終話<特に後半>のスリル&スピード感は圧巻!
リチャード・ランキン氏は、やはり巧い!
微妙な感情を言葉に表さずとも伝わって来る。
優しさと切なさと…あの瞳と表情はたまりません!
早くまたロジャー役を見たいです。
楽しみだ〜〜〜