ある日、電話がかかってきた。
「はい」
『ア・タ・シ』
なんだか甘えたしゃべりかた。
誰だろー?。
「どちら様ですか?」
『アタシだったら〜』
うーん水商売のおねーさんみたいだなー。
「えーっと」
『もー』
「あのー弟ですけど」
そのあと、相手が何言ったか覚えて無い。
名前言わず切ったかも。
それとも、誰々さんから電話かかってきたけど、弟と気づかず話された事伝えたかも。
聞いた事ない声。
恋人の声は知っているから、彼女じゃない。
でも、あの話し方は、かなり親密な関係。
あんなに色っぽく怪しげに話す女性とオイラは付き合った事がない。
あれはいったい誰だったんだろうか?。(オイラに関係ないからどーでもいいけど)
何十年も前の事をなぜか突然思い出した