昨日偶然twitterで知った情報だけど藤田嗣治が昔書いた『随筆集 地を泳ぐ』が文庫本で発売された。
それも今月出たばかり。
『腕一本』は知っていたけど、この本は知らなかった。
ただ、今読んでいる藤田に関するエッセイ本には出典が、この本である事が示されている。
今年2月に画集が三冊(『追憶』『巴里』『異郷』)同時発売されたり、随筆が発売されたり、藤田ブームが来ているのか。
それにしても去年BUNKAMURAで開催された展覧会は休日行ったがガラガラだった。
ポーラ美術館が所有している絵が中心だったからかな。
フランスなどの海外の美術館が所有している絵だったら状況違っていたのかな。
日本の画壇で藤田の評価が低かったなんて最近まで知らなかった。
でも日本に凱旋した時、国民からは歓迎されたよーだ。
僕が顔まで知っている日本の画家は藤田と岡本太郎ぐらいしかいないんじゃないかな。
ロイド眼鏡におかっぱ頭。
フランスで一番有名な日本人、藤田嗣治。
フランスで目立つ事も必要だったと思うけど、日本では、そればかり誇張され非難された藤田。(絵の評判も最低)
この前書いたが、金子光晴と巴里で交流あった藤田嗣治。
その金子光晴に関する本『ゆるゆる人生のみつけかた』も1月に出た。
藤田嗣治と一緒に金子光晴ブームも来るかな。(ブームは嫌いだけどね)