モジリア

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おじさんが読む「赤毛のアン」

おじさんが読む「赤毛のアン」(36)言葉の力

2011年12月25日 | おじさんが読む赤毛のアン
11・12・25 



第36章

「栄光と夢」
(言葉の力)

アンはエイヴリー奨学金を獲得する。

卒業式には
マシュウとマリラが出席する。

アンが論文を読み終えると

「あの子を育てて良かったじゃないか、マリラ」と
マシュウが云う。

「良かったと思ったのは
今が始めてじゃありませんよ」と
マリラらしい調子で応じる。

その日の夕方マシュウ、
マリラとアンの3人はアボンリーへ帰る。

マシュウは急に年老いて身体が弱ってくる。


おじさんはチョッと横道に逸れます。
マシュウはアンに

「わしの娘じゃないか!
わしの自慢の娘じゃないか!」と云う。

そろそろ最終章に近づいてきました。

マシュウもマリラも生きてきて本当に良かった。

勿論おじさんもそう思います。

訳あり兄妹がアンに会って始めて

錆びついた顔に笑みを浮かべる。

そこからマシュウもマリラも人生が急転回します。

「こんなに可愛い児は他にいない!」と
口癖のように云っていた母親いた。

アンが3才で亡くなって覚えがないのだが、
この言葉に支えられてきた。

豊かなやさしいアンの心は

ただ単に生まれつきだけではあり得ない。

アンの心を支えたのは
母親の言葉だった。

言葉って大切だけでは説明できない。

もっと、もっと凄い力を伴っている。
おじさんはつくづくそう思います。

写真の説明

蜜柑は冬の代表的な果物、炬燵の上には蜜柑があります。
甘くなるのは冬になってからです。
「いつからか机に蜜柑一つあり」(中村伸郎)