きまぐれHeart Station

心の駅へようこそ…ちょっとだけ途中下車してみませんか?
なんちゃってシンガーソングライター♪萌香で~す

とおりすがりに見つけたもの

2006-05-15 14:45:03 | Weblog
友人と待ち合わせの場所に行く途中
ふと あるビルを横切ったとき
ちょっと気になった看板が見えて立ち止まりました。

「大野勝彦 詩画展」
 初めて見る名前です。
あなたはご存じでしたか?

平成元年7月22日 農作業中、
機械により両手を切断。


しかし両腕を失った彼が描く笑顔の詩画
両腕がある私たちに対してのメッセージが沢山込められていました。

私はそのなかのある一枚の詩画 を見て
釘付けになってしまいました。

二羽の夫婦鷲が描かれ
そのそばには こう書いてありました。

『全て上手くいっていると思ったら
そばにあなたがいたんだね・・・』


何度も何度もくりかえし読んでいるうちに
涙が溢れてきてしまいました。

自分はいつも誰かに支えられて生きているんだよな・・って。

でも友人との待ち合わせ時間が迫っています。
もう ここを出ないと・・・

すると・・・
なんと 大野さん本人が後ろに座っていたのです!
そしてファンだという女性の似顔絵とその方へのメッセージを
大野さんの絵本に書いて差し上げていました。

いつもの私なら本を買ってサインして貰ってお話しして・・
となるはずが・・・
何故か今日は固まって動けなくなってしまいました。

初めて逢ったこの方にどう声をかけてよいかわかりません。
安易に「がんばってください」とも言えない・・
私はただその場に立ちつくしていました。

大野さんは私が側に行かないとわかると、
スタッフに挨拶し義手をはずして
あかるく「ありがとう!」と握手をしていました。

大野さんの描く「おじぞうさま」のまぁるい絵が
まだ私の胸の中に焼き付いて居ます。
人はたとえ両腕がなくなっても
いや・・・・・
なくなったからこそ よけい
を大事に人を大事に時間を・・
そして心を大事にするのでしょう。 

「とおりすがり」でしたが
「素通り」のできない心に沁みる展覧会でした。
どうぞごゆっくり大野さんのHPをごらんくださいね。
色々な書き方で書いた絵がたくさんごらん頂けます。

心が安まりますよ。
(画像の無断掲載が禁じられているためこちらでごらんください)
   ↓
http://www2.infobears.ne.jp/oonokatuhiko/

つぶやき・・・

昨日は母の日。
こんなに近いのに「花」だけ贈ってごめんね・・・
ちゃんと向き合って「ありがとう」って言うの
ちょっぴり恥ずかしくって・・
でも ちゃんといわなくちゃ・・ね。
そばにあなたが居てくれたから 
とても助かっているんですもの・・・
この場を借りてありがとう・・・
コメント (2)
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