散歩道にはいろんな種類の椿が咲いています。椿の花の美しさは長くは続きません。
花びらのふちから茶色に変色しています。花ごとストンと落ちて桜の散り際のような風情もありません。
それでも毎年懸命に咲いてくれます。美しい瞬間を切り取りましょう。凛と咲いています。
咲き始めの白は清らかです。
まあるい蕾は何とも愛らしい。
流れるように咲く雪柳
三月の最後の日、辛くて切ない別れがありました。
20年間以上の長い月日、一緒にバレーボールをやってきた後輩が、この地を出ていきました。
すぐ近くのお家のお嫁さん。長い間、何にも言わずに耐えてきたのかもしれません。
「これだけの決断をしたんだから、しっかり自分の人生を歩いていくんだよ。」抱き合って別れました。
家族の問題はどうにもなりません。連絡先だけは残して行ってくれました。
彼女はレシーブの要でした。バレーボールに出てくるのが息抜きになっていた様です。
「誘ってもえらって嬉しかったです。優しくしてもらって有難うございました。」そういってくれました。
数か月の間に痩せて小さくなったような気がしました。どうか幸せにと願うばかりです。