あなたの為だから

おばあちゃんは、お母さんのお母さんだけど、お父さんの味方

この間、防虫剤を買いに行った時に「お父さんが衣替えをするのに必要だから、頼まれたの」と話すと、「お父さんが自分で衣替えをするのか!?」とビックリ！
洗濯はさせるし、ボタン付けも、衣替えも自分でさせる・・・、カンちゃん家では普通のことですが、おばあちゃんには有り得ないことらしい

いつもお父さんを不憫に思っているおばあちゃんですが、今回ばかりは「もう少し大切にしてあげなさいよ…」と、お母さんに注意しました。

すると、お母さんは言いました。

「何でも自分で出来ないと、これから先困るでしょ
もし、私が先に逝って、一人になったらどうするの？
それを心配して、訓練してあげているの
私だって考えているのよ」

自信たっぷりで、悪びれる様子もなく話すお母さんに、「なるほど、そうだよね」と納得してしまった、おばあちゃん。


「あなたの為だから…」って理不尽なことするＣＭがあったけれど、ウチでは日常で普通にあること。

昔、一人で隠れてカップ麺を食べるお母さんを発見したときも、「たまには、カップ麺が食べたい」と言うと、「体に良くないから、私が一人で食べているの」と、のたまう。
まぁ、手づくりの食事に比べれば、体に良いとは言えないけど…。
それなら、何故お母さんは食べているのかしら？と、思ったものです。

散歩中に見かけた鳩さえ、こんなに仲睦ましいのに・・・。


今日もお母さんは、「お父さんの為！」と心を鬼にして(?)、お父さんの自立を応援している。