moon

ある現実

ダブウルワ-クしている同僚がいる。

府からの予算が削られて今年度は更新できないかも。。
と言っていたがめでたく更新できたのだそうだ。
不登校というのか、
学校に来ても教室に入れない子ども達が多いからだろうか。
とてもいろんな子ども達がいるようだ。


今年度も始まってまだ5月だというのに
すでに予備軍の1年生がいるのだそうだ。
遅刻の常習で学校でもよく眠っているらしい。
それもぐっすり。
どんな生活をしているのだろう。

5年生の男児でとっても手のかかる子がいるのだそうだ。
少し目を離すと人のものをとる、すぐにキレる。
ランドセルを川に捨てる(勉強しないから中身はないらしい)
教室を水浸しにしたりと誰か一人はつきっきりなのが
望ましいのだそう。

「ババア」「クソババァ」「鬼ババァ」は当たり前。
すぐに手がでるし、力が強いから
こちらが怪我しないようにしないと大変だとか。。

そんな彼が頑張ったときに「よくできたね」というと
「そんなこと言うな!!」とキレてしまったらしい。

彼にとって、「よく頑張ったね」とか「よくできたね」は
褒め言葉ではない。

なぜなら褒められたことがないから。
そういう時はムリに褒めてはいけないのだそう。
今は、言葉が見つからないから
黙ってうなづくくらいしかできないんだって。
彼にとっての褒め言葉をこれから見つけていくのだそうだ。

10年間生きて来て褒められて嬉しくないなんて。
どうやって生きてきたのだろう。
自分を大切にとか、他人の気持ちを考えるとか
そんなことが彼に言えるようになるには
たくさんのハードルがありそうだ。


せつない、せつない、せつない。






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