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moon

通勤読書 307

「ふたつめの庭」大崎梢

大体、一人で子どもを育てる父親が
お洒落にすかっと、スーツを着こなすのは
あさ4時くらいから起きて用意せねばならんだろう。
と、ちょっと意地悪く考えてみた。
しかし、やさしい気持ちがあふれる作品であることは違いない。


でてくる絵本に児童小説に・・・
もう、嬉しくて嬉しくてたまらない。
エッツの「もりのなか」、林明子の「こんとあき」
「エルマーの冒険」「おしいれのぼうけん」
どれも、思うだけで泣きそう。
新しい作品も私が子どもの頃からある作品も
どれも、読まれるに値する素晴らしいもの。

ということで
それだけで、この作品は大好きだけれど、
娘の通った保育園のことを思い出しながら
読んだ。
間違いなく素敵な保育園で、
先生はいつも娘を抱きしめながら
「おはよう、来てくれてありがとう」
「さようなら、また明日も来てね」と
おしみなく笑いかけてくれた。
そんなことが思い出された。

幼稚園と保育園はどちらの保護者も経験したけれど
格段に保育園の保護者のほうが
精神的に大人だった、な。

ま、どちらも保育士は大変だ。

 

 

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ふたつめの庭
大崎梢
新潮社

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