「銀花の蔵」遠田潤子
初読みの作家さんです。
読友さんのレビューで手に取りました。
老舗の醤油蔵を父の跡を継いで続けていく銀花。
充分すぎるくらいに波乱な人生だと思うけれど、
銀花は強い。
へらへらと笑いながら
折れそうで折れないたおやかさを持っているのは
血よりも濃い家族との繋がりからなのだろう。
最後に母親のレシピを作り、
禁断の柿までも食べてしまうところが
とても印象的だった。
座敷童も母親も血のつながらない父も祖母も伯母も
これまでの全てを食らい尽くして
自分の中に納めていくような気がした。
(「BOOK」データベースより)
絵描きの父と料理上手の母と暮らす銀花は、一家で父親の実家へ移り住むことに。
そこは、座敷童が出るという言い伝えの残る、歴史ある醤油蔵だった。
家族を襲う数々の苦難と一族の秘められた過去に対峙しながら、
昭和から平成へ、少女は自分の道を歩き出す。
初読みの作家さんです。
読友さんのレビューで手に取りました。
老舗の醤油蔵を父の跡を継いで続けていく銀花。
充分すぎるくらいに波乱な人生だと思うけれど、
銀花は強い。
へらへらと笑いながら
折れそうで折れないたおやかさを持っているのは
血よりも濃い家族との繋がりからなのだろう。
最後に母親のレシピを作り、
禁断の柿までも食べてしまうところが
とても印象的だった。
座敷童も母親も血のつながらない父も祖母も伯母も
これまでの全てを食らい尽くして
自分の中に納めていくような気がした。
(「BOOK」データベースより)
絵描きの父と料理上手の母と暮らす銀花は、一家で父親の実家へ移り住むことに。
そこは、座敷童が出るという言い伝えの残る、歴史ある醤油蔵だった。
家族を襲う数々の苦難と一族の秘められた過去に対峙しながら、
昭和から平成へ、少女は自分の道を歩き出す。