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moon

通勤読書 283

「旧友は春に帰る」東直己

 

あー、モンローかぁ。そうかぁ。
そうくるかぁ。

長く続くシリーズで実際にも同じ時間がたっているのが
リアリティがあるなぁ。

「俺」もいちいちネットカフェに入るんなら
携帯持てばいいのに・・・となるけれど。
そこが「俺」らしさ。

いい加減だし、悪いことばっかりしてるけど
意外ときちんとしていて
意外と真面目、なんだよなぁ。
人に対しては。

中年のデブの便利屋だけど、
いい味出してきてますなぁ。

聞潮庵のおばあちゃん達には長生きしてほしいなぁ。
これまた、いい味だしてます。

モンローの人生の後半は
悲しくて、切ないことばっかりだった、というわけではないのかしら
あまりに最期が哀しい。


モンローの描写で
スタイルの良さが顔が老けたのを際立たせるとか
25年前なら可愛かった仕草。。。とか
中年おばさんへの容赦ない描写に
現実を感じる。
やっぱり、そうなんだぁ。
若く見えるとか美魔女とか言うけど
んー、やっぱりそう見えてんだなぁ。

聞潮庵のおばあちゃんになるまでの間の
素敵な歳のとり方って
どっかに見本がないかしらねぇ

と、つい、そこに食いついてしまう私。

 

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旧友は春に帰る (ハヤカワ・ミステリワールド)
東直己
早川書房

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