「鈴蘭」東 直己
畝原シリーズ再読完了。
この先がいつか出ると思っていたのだけれど。
「俺」の登場はやっぱりにやりとしてしまう。
話の内容は貧困ビジネスや難病、
一言では片付けられないものが
たくさん盛り込まれている。
やりきれないことは多いけれど、
いつも真面目な畝原がやっぱり好きだなぁ。
何歳でいつ生まれたのかもわからない
身体に心に消えない傷を持つ幸恵の
親になった畝原夫妻の勇気と優しさにいつも感動する。
幸恵の成長も微笑ましい。
幸恵の成長が知りたいから
続きが読みたいのかもしれない。
やっぱり「あじあじぃ」だな。
鈴蘭 (ハルキ文庫 あ 10-18) | |
東 直己 | |
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