「千年図書館 (講談社ノベルス)」北山 猛邦
きちんと最初から読むこと、
チラ見さえもしてはいけない!という
読友さんの教えを守り読了。
守ってよかった。
最後の一撃をまともにくらう喜びを堪能。
5編の短編はすべて「最後の一行は、物語の折り返し地点。」
「見返り谷から呼ぶ声」
――死後の世界と禁忌の谷に心を囚われた少女の物語
「千年図書館」
――村で凶兆があるたび若者が捧げられる図書館の秘密
「今月の月はしましま模様?」
――地球侵略中の異星人に遭遇した大学生の奇妙な日々
「終末硝子(ストームグラス)」
――大きく奇怪な墓を村のあちこちに建てる男爵の謎
「さかさま少女のためのピアノソナタ」
――呪われた曲を奏でた傷心の高校生におこる不可思議
特に
「千年図書館」「さかさま少女のためのピアノソナタ」がお気に入り。
「千年図書館」で、本当の暴力を知る。
「さかさま少女のためのピアノソナタ」の
ボーイミーツガールな感じが好きだなぁ。うふふ♡
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千年図書館 (講談社ノベルス) |
北山 猛邦 | |
講談社 |