見出し画像

moon

通勤読書 287

「abさんご」黒田夏子

昨年の芥川賞作品で
ひらがなの多様と横書き、固有名詞がないという、
そして作者が75歳ということで、
この作品はととも話題になった。

読む前から
きっとわたしには 難しく
多分私は好きでない作品の部類だろうと考えていた。


本はとても美しい姿だった。
横書きの作品と縦書きの作品があり
その作品がちょうど終わって出会うところにところに
作者のなかがきなるものがあった。

横書きの表題作は
確かに意味を理解するのに時間がかかった。
慣れると、そう難しいことが書いてあるわけでもないのだけれど。

何度も読み返しながら読み進めたけれど
ただ読むというだけなら
ものすごく気持ちのいい作品だった。
ひらがなと漢字の配分と
ことばの流れ方が
するすると気持ちがよくて
読みやすい古文みたいだった。

でも、お話は、ちょっと退屈。
アイデアの勝利、というかプロヂュースが上手い。
というのは言い過ぎかなぁ。

縦書きの作品のほうが面白かったかな。。

しかし、お腹いっぱい。
大衆文学に戻ろう

 

ブログランキング・にほんブログ村へ

blogram投票ボタン

 

abさんご
黒田夏子
文藝春秋

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「読み物2014年」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事