「本を守ろうとする猫の話」夏川草介
夏川さんらしい、優しくてちょっとお堅い語り口。
実に読みやすい。
祖父と二人暮らしだった高校生の夏木林太郎。
祖父が亡くなり、「夏木書店」が残った。
まるで喜怒哀楽をなくしたような林太郎に前に
1匹の猫が現れることで物語が展開する。
林太郎と猫と幼馴染の女子高生。
猫が持ってくる無理難題と通して成長してゆく林太郎。。
本の読み方はそれぞれで屈折してるけど、
結局はみんな本が好きってことは共通点があるんだよなぁ。って感じた。
本に敬意を表しているかどうかが違う感じかな。
本の話ができるって本当に幸せなことだ。
「お金の話はやめて今日読んだ本の話をしよう」なんて
素敵な帯でした。