「キッチン」吉本ばなな
再読。大好きな小説。
概ね間違ってない記憶だった。
こんな大人になって読むと
色合いが変わって見えるものだ。
暗くもなく、明るくもなく、
現実と夢を行ったり来たりする
不思議な色合い。
読みながら、この本が発売された頃を
思い出したりもした。
私はあの頃と何か変わったのだろうか。
わからないけれど。
ま、変わってるよね。20代じゃないし。
初めて読んだときは、
自分と同じ年齢の人がこんなの書くんだぁと
びっくりしたことを覚えている。
最近のばなな女史の作品はどんな感じなんだろう
アムリタくらいまではついて行ったんだけどなぁ・・・
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キッチン (角川文庫) |
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