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moon

「ひと」小野寺史宜 2019-155

「ひと」小野寺 史宜

20才で天涯孤独になった主人公。
遺産もなくわずかな保険金だけが手元に残るが
生きて行かなくてはならない。
趣味のバンドをやめ
大学をやめ、
20歳の若者の多くが手にしている
安穏とした退屈でただ楽しいそんな気持ちを手放した。


彼は惣菜屋で働く、生きるために働く。
真面目に。

いろんなことにもっと貪欲で
狡くなってもいいのに思ったりする。

でも、彼の清廉性に心打たれる。
最後の終わり方に彼の未来を感じた。
一生懸命生きて笑って暮らしてほしい。

めっちゃ良かった。さすがは本屋大賞第二位!!

 

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コメント一覧

u-mi
threeさん、こんばんは!
確かに、シンプル過ぎるぅ(笑)
派手さはないけれど良い作品です、機会があれば是非!
three
こんばんは。
シンプル過ぎる題名で全く内容が想像がつきませんでしたが、そういうお話なんですね。
20才が主人公ならあんなことやこんなことをするというお話をイメージしますが、一瞬で全てを失った主人公の境遇を考えると確かに……。
気になります。
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