「ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~」 三上延
文句なしだ、面白い。
どの巻も面白くて、どの話も面白い。
たまりません。
そう見える人がそういう人かどうかはわからない
人の見えている部分なんて
その人のほんの一部分なんだ、ということが
今更ながら、見えてくる。
ドロドロとサラサラと、蠢く内面に
決して投影されない外見。
そいういうものがあることも
今更ながら気付くのだ。
原色もパステルも、黒にさえ混ざらない
自分がそこにある。
それは誰とも同じでない。
たとえ親子でも。
あー、人って難儀。