「その扉をたたく音」瀬尾まいこ
『あと少し、もう少し』の渡部君かぁ、
懐かしいと言いたいところだったけれど
すっかり忘れていた。
主人公は宮路君、29歳、無職で独身。
親かお金持ち。
この環境で生きて行ける人は
多分いるんだろうなぁとも思ったのだけれど、
やっぱり人は自分で何かを得ようとするものなのだ。
彼の虚しさがなくなってく度に
心が軽くなっていくようだった。
水木さんの手紙が涙を誘った。
きっと水木さんも
ぼんくら宮路君に会えたこと幸せだったね。
宮路君、これから、頑張れー!
東さんは歌人でもある。多彩だなぁ。