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moon

通勤読書 310

「星間商事株式会社社史編纂室」三浦しをん

社史を作ることのみが目的の部署って。。。
面白い。

大体、企業には「なんであるんだろう」とか
「何やってんだろう」とか思うような部署はあるもんだ。
初めて働いた会社には
伝票や包装紙やなんかを取り扱う部署があって
そこに備品の在庫を確認して、伝票に書いて取りに行くというのが
新入社員の仕事だった。
みんなの使う伝票を一手に引き受ける、これは大切な部署。
しかし、もう、めちゃくちゃ怖いおばちゃんの社員とおじいちゃん。
まぁ、おじいちゃんではないんだろうけれど、
いつも茶色いカーデガンを着ていた。
で、その二人となぜだか20代とおぼしき女性社員が一人。
この女性社員の人がなんでそこに配属になったのか、というのが
その会社に勤めている間の私の疑問であった。
今、思えば、どういういきさつだったのか、確認するくらいに
仲良くなったら面白かったかも。。。と思えて仕方ない。
あの会社も、謎多き会社だったので
調べるといろいろあるのかもねぇ、と
こういう話を読むといつも思うのだ。

今の会社だと、社報をつくる部署。
これを楽しみにしている社員はいるんだろうか。
オールカラーの無駄にいい紙。
新聞紙みたいな感じでいいんだけどねぇ。
ま、社員でもない私達に配る必要もないと思ってしまうのよね。

いやいや、ここで毒吐いても仕方ない。

社史も裏社史も、してやったりな感じになっていて面白かった。
コミケとか腐女子とか未知の世界は面白い。
楽しんだ、楽しんだ。

 さすがぁ、三浦さん。

 

 

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星間商事株式会社社史編纂室 (ちくま文庫)
三浦しをん
筑摩書房

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