ちょっとアウトな奴えがいた4編の短編集。
表題作は、
妻の友人宅でのBBQパーティに行ったら
自分の不倫を詰められて、吊し上げにあう、
とってもナルシストな、なんの罪悪感も感じていない中年男。
もっとやれやれぃ、もっと詰めてやれ!と思いながら読んでたので
個人的には痛快であった。
え?あかん?
ハムハムの友達思いを装ってる感じも「こわー」と
思いつつ面白かった。
一番好きなのは「老は害で若も輩」
繊細ヤクザって、なるほどなぁ。
内田の送った最後のメール。
酔っぱらってるとはいえ、
拍手を送る同じ気持ちの編集者は
意外といるんじゃないかって感じだ。
心で拍手して、助けてはくれないだろうけど。
登場する作家が綿矢さんの名前だったのは
まぁ、架空の名前を作ると、きっと誰がモデルかって
想像しちゃうからだろうなぁ。
自分の名前にしたのは正解だね。