娘が高校を卒業したとたん、くるわくるわDMの嵐。
なんのDMかって成人式の着物のついてのDMである。
すごいよぉ、毎日、多い時は5通くらい届くからね。
そして驚くことに、ものすごくお金がかかってる。
もう雑誌並。
写真集かってくらいのカタログがやってくる。
しかし、しかしである、
ここにきて娘は無関心である。
彼女は自分を着飾ることに同年代の女子の3分の1くらいの欲しかない
と、思う。
わたしんちには振袖がある。
私がおばあちゃんと一緒に呉服屋で反物からえらんだ一品で
帯も着物も襦袢もおばあちゃんが仕立てた。
ハッキリ言ってめっちゃ自信作である。
その着物をおばあちゃんは、ものすごく丁寧に
きちんと保管しておいてくれた。
是非とも娘に着てほしい。
私の母も同様に思っている。
去年の夏位から
娘にひれ伏して拝み倒して、この着物を着てほしいとお願いする。
「えー、どうでもいいけどぉ
成人式なんか行かへんしぃ」
という、冷たいお言葉。
せめて、せめて、写真だけでも撮っていただきたい。
実家に行くたびに、振袖を着せて、
わたしよりも小柄な娘のために袖をちょっと切ったりして調整。
そのかいあってか、春に写真だけ撮ってもいいけど
っていうからたたみかけるように写真館を予約。
しかし、ここにきて
小物であるが必ず必要な髪飾りで悩みに悩んでいる。
娘にきいても「なんでもいいよぉ」としか言わないので
もう、私の一存で決めると心に決める。
つまみ細工のかんざしや櫛が好みなのだけれど・・
これってイメージが、あぁわからない。
普段、着物に縁遠いことも併せて、何がいいか
自分のセンスがわからん。
でも、まぁ、これにしとくかなぁと思ってるのはある。
もちろん、というか、ネットである。
これ、また、母に言わせると
ネットで買うなんて!!!ってことになるんだなぁ
いやいや、呉服屋とか百貨店とか敷居高いし。
3世代って難しい。
でも、この企画は絶対
亡きおばあちゃんのためにも成し遂げてみせるのである。