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moon

「本と鍵の季節 」米澤 穂信 2019-43

米澤さんの作品の中でも古典部シリーズ小市民シリーズのような
高校生モノが好き、なので嬉しかった。

溌剌として明るくて
ハキハキしたという感じでは一切ない高校生男子が二人。

この二人の会話が一定の距離をもっていて、
でも心を許している感じもあっていちいちよかった。

キラキラした女子が仲間にいないのもよかった。

詩門の置かれた境遇はそれを知ることになる次郎にも
ビターというには苦すぎる。

忘れてはいけない、彼らは少年ではないが大人でもない。

また会えるだろうか、会えたらいいな、
会わせてほしい。

米澤氏の特に短編は3割過ぎたあたりから、
いつも先が気になって気になって仕方ない。
このストーリーの組み方と筆力、すごいなぁと
本当にいつも感動します。

本と鍵の季節 (単行本)
米澤 穂信
集英社

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