さて…三大欲求の関係で?ラブコメが久々に読みたくなり
サムネが無邪気な感じで可愛かったのでサンデーうぇぶりから読んでみました。
どうだったか…
なんか、元気づけられるところがあってとても良かった。
[あらすじ]
高校受験に失敗しコンプレックスを持ちつつも、憧れの女性(美川さん)の幻を追いかけて東大を目指す学(まなぶ)と
剣道を筆頭にスポーツ万能、身体も魅力的だが勉強がからきしで学が好きだが彼の見ている幻を知っていてそれを言い出せないめぐみ。
この二人が概ね最初から最後までイチャつく話、といえば大体あってる。
※最終盤に少々起伏はあって、あまりそこを好かない人が多いようだ。
自分はその起伏の部分は結構好きだった。
とても良かった、と言ったので、そう思う部分を書いてみたい。
男-女-二人 というMECE。これぞラブコメのMECEだ。
・男:程よくリアリティのあるキャラ造形
特に、"受験の失敗からコンプレックスを持っており、それに少し生き方を支配されている"学の言動に共感できる部分が多かった。思い切りが悪いが思慮深さを覗かせることもあるところとか。後は、グイグイ来るめぐみにタジタジになりつつも結構冷静に見ていたりとか。キャラクタの造形がちゃんとしている…というか作者の素が入っているんじゃないかと思う。(メインキャラの性格は皆しっかり描かれていると思うが、特に)
ラブコメでは影が薄い、または女性が苦手な性格、という曖昧な"陰"キャラ付けをされている主人公が多いが、学の"陰"要素はコンプレックスであり、
非常に分かりやすかった。あと、めぐみ想いの良い奴。
・女:とりあえず可愛い、だけでなく自分の意志で未来も選べる
題名通りで、学の前では(リラックスしている結果として)スキ(=ラッキースケベ)を見せまくったりなど可愛く無邪気で素直なキャラだが、剣道で全国大会に出たり部員を牽引する大将を務めたりなど外では"カッコいい"人。
劇中ではラッキースケベみたいなことばかりやっているので
お色気シーンがあってもすぐに何とも思わなくなってしまうが、
性格だけを取っても…
まぁラブコメというのは青少年のためにあるようなことになってはいるが、
何歳になって読んでも、彩度の低くなったハートに紅が差す様な気持ちにはなる。
・二人:カップルというのは手を取り合ってお互いに成長するものである
上にも書いたが、学は学力の高い大学を目指し、
めぐみは剣道でスポーツ推薦を取って強豪の大学を目指す。
お互いの目指すものについて直接手伝える力はないが、相手をただ認め、受け入れ、励ます。
個人的には、カップルというのはかくあるべしという思いがある。
お互いが互いの目標を目指しながら手を取り合っていく、という生き方は自分の目指す夫婦像に近い。読みながら10年程度前のことを思い出した。
お勧めできる対象:ちょっとしたコンプレックスを抱えた男
女性はこの漫画どう思うんだろうな…絵が粗いとかかなぁ。やっぱご都合主義って思うかなぁ…
前の図書館戦争のことがあるので、やっぱり男性側のご都合主義なストーリーは良いと言ってる気がしないでもないが、意外と自分ではわからないのだった。
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